モンスターメーラーというのは、私の造語です。
定義としては
「一般的な社会生活や生の会話をしている人格と、メールやブログコメントなどで発信する内容が人格的にあまりにも違う人。前者が常識的に見えるのに対して、後者が反社会性すら帯びる場合がある」
という人のことです。
あなたの周りにいませんか?
普通に電話などで話をしているときは穏やかなのに、突然、ヒステリックであったり意味不明の誹謗中傷を帯びたメールが来て驚いてしまうような相手が・・・。
私自身、今まで何人かそのような人物に出くわしたことがあります。
最も極端だった人は、ある日の夕方笑顔で差し障りのない話をした後、夜分になって身に覚えのない誹謗中傷を書いたメールが届くような人物でした。
まさに、ジキル博士とハイド氏ですね。
こういう行為に走る人は、解離性同一性障害に罹患している恐れがあります。
解離性同一性障害とは、簡単にいってしまえば多重人格障害なのです。
このような症状は、強い精神的ストレスを常時受けている人に発生することが多いようです。
不安や不信感を持ちつつも表面上自分を抑えているがため、押さえられている別人格が何らかのきっかけで出現してしまうのです。
モンスターメーラーの場合、パソコンメールやコメント・携帯メールを打つことがきっかけとなるのでしょう。
もっとも、モンスターメーラーと呼べるのは「一過性」のものではなく「頻繁」もしくは「常時」と言えるくらいの頻度である必要があります。
なぜなら、誰しも急激なストレスに押しつぶされそうになって精神的に参っていると、思ってもいない罵詈雑言だらけのメールを打ってしまうことがあるからです。
あなたにも、一度や二度は経験があるでしょう?
実は・・・私も、酔っ払ってとんでもないメールを打ってしまった経験があります。
このような一過性のケースはさほど問題はありません。
やっかいなのは、モンスターメーラーの相当数が、現実に生の会話をしようと仕向けても、拒否してしまう(つまり、メールの世界に閉じこもってしまう)ことなのです。
些細なことに過剰に反応され、電話で釈明しようとしても電話に出ない人。
いませんか?
そのようなお騒がせタイプの人があなたの周りに・・・。
このようなタイプの人は着実に増えているように感じます。
ですから、あなたの相手がモンスターメーラーで、絞め殺したくなるようなメールをもらったとしても「ああ、この人はいまジキルになってるのね。かわいそう」というくらいに留めおいた方が無難でしょう。
責めたりすると、またまた「腹が立って眠れなくなる」ようなメールが飛び込んできますから。
不安だらけの今日の日本。
解離性同一性障害に罹患している人が増加しつつあると密かに心配しています。