正直な告白が事故を防ぐ
中小企業は経営者の情熱や熱意をガソリンに走っています。5人、10人の規模なら良いのですが、50人、100人といった規模に成長すると、経営者一人では全体を把握できなくなります。経営者のカリスマのみで経営してしまっていると、「悪いニュースが社長の耳に入らない」という情報詰まりが起こりがちです。

事故やミスの報告は表彰したって良いくらい
ある軍隊では、訓練の際に空母上で「レンチがひとつ無くなった」との報告を受けた上官は、すぐさま艦長に報告。その直後、艦長より「すべての訓練を中止にし全員でレンチを探せ」との命令が下り、空母上に搭載されていた戦闘機はすべて安全のため陸上基地へと帰還させられたそうです。
また、ある高速鉄道の運転手は、運転途中でメガネを忘れていたことを気付き、すぐさま上司に報告したそうです。すると、緊急で列車停止命令が下り、至急手配された交代要員と最寄り駅で交代させられたそうです。
どちらも、実にささないなミス。報告をサボっても、大きな事故は起こらないかもしれない事例です。しかし、これらを原因に大事故が起こってもおかしくないミスでもあります。
興味深いのは、どちらの組織も「自分のミスを即座に報告した」との理由で表彰されている点です。
「報告したら怒られるかも」「罰せられるかも」と思ったら、人間は隠そうとします。それでは、何かが起こったとき、もう時すでに遅し。取り返しの付かない事態に陥っているでしょう。
中小企業は経営者の判断ひとつで未来が大きく変わります。
悪いニュースも自然に報告されるよう体制を整えることで、より正確な指示を出せるようになるでしょう
インバウンド・マーケティングってなに?
もはや企業のマーケティングに欠かせなくなったインターネット。技術の発達にともなって新しい概念や手法が次々と生まれています。
今日ご紹介するのは「インバウンド・マーケティング」。従来の広告を使ったマーケティングとは一線を画したインターネットならではの手法です。
「消費者自身に見つけてもらう」マーケティング手法
「インバウンド・マーケティング」とは、広告出稿などで露出し消費者にアピールするのではなく、“興味のある消費者は自ら検索をしたりソーシャルメディアで聞いたりして調べてくれる”ことを信じ、消費者自身に「見つけてもらう(Get found)」ことを目的としたマーケティング施策を指します。
インターネット上で消費者は、なにか気になることがあったら検索エンジンを利用して調べることが日常化しています。
また、商品やサービスを購入、利用した際にはその感想をソーシャルメディア(TwitterやFacebookなど)で公開するのも当たり前となっています。これら、インターネット上での口コミやコメントを、新しい消費者への認知や自社サイトへの来訪の導線としようという方法です。
この10年で明らかに従来のマスコミや広告手法への消費者の信頼度は低下しました。
一方的な広告や押し付けがましい主張は避けられるようになりつつあります。
自社の商品やサービスがオンライン上でどのように拡散されより多くのターゲットにリーチできるか、これまでの考え方とは頭を切り替え、今一度考えてみるとよいでしょう。