傷ついて怯えた心には、自分以外の人が傷付く姿を見ることも堪えがたい。
僕は昼休みにひとつ上の先輩とショッピングモールのフードコートで昼食を食べている。
とは言えお互いに出張やいろいろで都合が合えば一緒に食おうという感じ。
その日は先輩はマクドナルドに並んだ。
僕は先輩に合わせるのだが、いつもうどんなので、たまにマクドナルドだと嬉しい。
仕事で地獄のような気持ちであっても、心は少しだけ弾む。
先輩はいつも何かに対して怒っている人で気難しい面がある。
先輩の前の人は既にレジカウンターで注文をしている。
先輩の立っている位置が随分が後ろの方だったので気になった。
途中できた人が並ぶ場所が分からなくて、先に並ぶのではないかとハラハラしていた。
案の定、少しオタクっぽい雰囲気の青年が戸惑いながらレジカウンターの前に並んだ。
先輩が反応したが何も言わない。
お願いだからお咎めなしにしてあげて欲しいと思った。
彼はそれでも気になったのか、後ろを振り返った。
そのタイミングを逃さず「オイ、並んでくれ」と顎で列の最後尾をさした。
「ここ、だいぶ空いてたので難しかったです。」彼は言いながら、後ろに言った。
この事について先輩も僕も何も話さなかった。
僕は話を避けようと別の話題を絶やさなかった。
誰かの平和な食事が失われた事が悲しくて僕はまた心が苦しくなった。
僕は昼休みにひとつ上の先輩とショッピングモールのフードコートで昼食を食べている。
とは言えお互いに出張やいろいろで都合が合えば一緒に食おうという感じ。
その日は先輩はマクドナルドに並んだ。
僕は先輩に合わせるのだが、いつもうどんなので、たまにマクドナルドだと嬉しい。
仕事で地獄のような気持ちであっても、心は少しだけ弾む。
先輩はいつも何かに対して怒っている人で気難しい面がある。
先輩の前の人は既にレジカウンターで注文をしている。
先輩の立っている位置が随分が後ろの方だったので気になった。
途中できた人が並ぶ場所が分からなくて、先に並ぶのではないかとハラハラしていた。
案の定、少しオタクっぽい雰囲気の青年が戸惑いながらレジカウンターの前に並んだ。
先輩が反応したが何も言わない。
お願いだからお咎めなしにしてあげて欲しいと思った。
彼はそれでも気になったのか、後ろを振り返った。
そのタイミングを逃さず「オイ、並んでくれ」と顎で列の最後尾をさした。
「ここ、だいぶ空いてたので難しかったです。」彼は言いながら、後ろに言った。
この事について先輩も僕も何も話さなかった。
僕は話を避けようと別の話題を絶やさなかった。
誰かの平和な食事が失われた事が悲しくて僕はまた心が苦しくなった。