私の現在所属する会社はIT業界の会社です。
仕事がハードになる傾向なのは、所謂「労働集約型」であり、納期の短さが勝負の業界だからです。

労働集約型というのは売上を上げる為の工程に、機械化や知識化ということで人間の労働力の割合を減らすことができないもの。
サービス業もそうです。

私の会社も業界、業務の知識集約をしたパッケージ商品を開発し、販売してはいるものの、毎回作るものは多種多様、特に私が7年前から携わってきた商品は謳い文句はパッケージだから早くできて安いではあるが、スクラッチで構築する部分がほとんど。

新しいものを開発するということは、とてもパワーが必要なのです。
目に見えない顧客業務を包括的に捕らえて、体系的に整理し、最終的にはシステムを使用することで、顧客の業務改善の結果を出さなければいけないのです。

この、「目に見えない」ということが、その労働の規模が曖昧になる所以であり、コストと納期が勝負の戦いの中で体の良い理屈で実現困難な事に挑まされることになるのです。

また、「目に見えない」を補完する為の膨大な設計資料の作成、確認、シミュレーションという工程が必要です。

しかし、もともと勝負の為に無理に無理を重ねた計画はいとも簡単に破綻して、悪循環に陥ることが往々にして起きてしまい、最終的にその責任をも、開発現場の人間が負うことになるのです。

同じ会社の上層部や営業であってもその構造が顧客と同じくらい理解されないのです。
「お前が見積りをしたのだろう」
絶対に必要と主張したのに「あり得ない」とコストを削られた挙げ句に言われる言葉に、絶望するのです。

これは、どこでも同じでしょう。

知識集約型産業に変わるのか、変わるまで堪えられのか?
会社が、この勝負の中で、力をセーブするのか?
この俺の力で変えることができるのか?

20年以上の経験、私の気持ちが出した答えはNO。

様々な業界に、様々な課題とそれに伴う苦労があるでしょう。
自分の力ではどうにもならない事もあるのでしょう。
でも、それは覚悟をもって呑み込む。
或いは、長い時間の中で僅かでも改善していく努力をし続けるしかないのでしょう。

何を受け入れ、何を捨てるのか、それだけの違いなのでしょう。

それを決める事をしたいと思います。

しかし、あまりシリアス過ぎると持たないので、人生なんとかなると思う事にします。