あまり期待せずに行ったのに、大当たりでした。
笑えるし、面白いし、なにより心の底からスカっとするのが、よかったです。

あらすじ。
部下を人とも思わないような失礼な発言をしまくる、女好きで裸族な社長、シャバンダー(アラン・リックマン)。
こいつにぎゃふんと言わせたい、さえない美術学芸員、ハリー(コリン・ファース)。

そこで、完璧な贋作を作る贋作師、ネルソン少佐(トム・コートネイ)と、テキサス在住の美人カウガール、PJ(キャメロン・ディアス)とタッグを組み、幻のモネの傑作「積みわら」(の贋作)をエサに、シャバンダーから15億円をだまし取る作戦を、いざ決行!
勝利は目前!と思いきや、、、。


みどころ&感想。
あまりネタバレしたくないけど、ちょこっとだけ書きます。
monet gameは、money gameと、かかっています。イギリス英語だと発音同じですよね。実はそこがポイントで、モネの贋作自体が問題なのではありません。そう、これは、正真正銘のマネー・ゲームなんです!

英国人(ハリーと少佐)、
アメリカ人(PJ)、
日本人(この人たちが実は、カギ)、
フランス人(かどうかは明確ではないけど、シャバンダー)、
ドイツ人(もう一人の鑑定士)
のそれぞれが、幻のモネ「積みわら」の本物と贋作を前にして、どのような対応するのかを比べると、かなり面白く見れます。
ただのドタバタコメディを装っていますが、凄まじい皮肉な映画でした。これぞ、モリエールばりの喜劇。

モネ・ゲーム 、五月病を払うには、もってこいの映画です!オススメ!