【大家MASA】大家MASA選書No.205 「日本のいちばん長い日」 | 大家MASAの世界まるごと不動産投資

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戦後70年の日を迎えました。

政府談話を踏襲した「安倍談話」が昨日発表され、

“侵略”、“植民地”、“お詫び“など国際関係に配慮した内容でありますが、

安倍首相の「後世に謝罪を続ける宿命背負わせてはならない」

というコメントには強く同意します。

英霊がありてこそ今の我々の生活があり、

敗戦という歴史があったからこそ、

この節目に70年もの間、戦火を交えなかった

今の日本の姿があるという事を肝に銘じ、

未来永劫戦争をしない国の継続こそが国体の護持となり得るのと思うのです。

さて、「日本のいちばん長い日」をご紹介します。

日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日/文藝春秋
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情勢の変化により右に左に大きく揺れる、

日本にとって敗戦という事実は激しかったけれども、

平衡感覚によって復元力を持ち乗り越えてきました。

こうした復元力の大小が、繁栄する国と衰退する国の大きな違いになると思います。

そして現代。


国体を維持した日本という国が存続しています。

本書で語られる事は、一般国民の目の届かない

皇居周辺で行われた24時間の維新だとしています。

陛下のポツダム宣言受託の決断に対して、

あくまで本土決戦を決行とする軍人、

国体護持を最優先に調整を進める政府関係者などは

それぞれの立場での日本的忠誠心に従って行動しました。

さりとて、一部の青年将校は玉音放送の原盤を奪取を画策する226事件を

彷彿させるクーデターを起こし、

皇居を占拠、首相官邸、現在のNHKなどが攻撃されました。

更に815日の早朝には、米艦載機103機が発進し

関東平野の大空襲が予定されており、

日本への攻撃中止命令が出たのが1055分の事でした。

正午の玉音放送までに日本の歴史を揺るがしかねない様々な出来事があったのです。

その後も、マッカーサーの捕獲を画策したり、

抗戦の意志を捨て切れない者の反逆など、日本各所で行われました。

このポツダム宣言受託の決断は本当にギリギリのタイミングでした。

ナチスドイツやイタリアは既に降伏していたので、

連合国は戦力を日本攻撃に集中する事が出来る中、

これ以上遅れた場合は、日露戦争の怨恨に燃えるソビエトに日本の北半分は奪われ、

アメリカから3度目の核攻撃を受けた可能性も十分あったのです。

更に前述のように政治まで口を出していた陸軍が

決起して軍事政権の樹立を模索したかもしれません。

さて、戦争の話になると、ややもすると感情論がどうしても

先行してしまいますが、先の大戦を振り返る上で、

日本人の特質を分析した『「超」入門 失敗の本質』は参考になります。

日本人は往々にして、マジョリティに流され極端な集団行動を取り、

時には滅私奉公に陥りがち、といった傾向があるかと思いますが、

本書を通じてその謎が何となく解けます。


   
元々、日本はアメリカとの長期戦は考えておらず、

1年程度で優位な立場で和平交渉に持ち込む予定でした。

この戦略的シナリオがうまく流れなかった7つの理由を本書で解説します。

また当時の日本の軍事力は決して見劣りしておらず、

事実ミッドウエイ海戦までは英米に何度も勝利していました。

日本が開戦の火ぶたを切らざるを得なかった背景には、

ABCD包囲網により国内のエネルギーが底を尽き、

国内の餓死者が100万人単位で発生する予測もありましたので

防衛戦争という側面があった事を忘れてはなりません。

防衛戦争であった点については、後の極東裁判でも

インドやスリランカなどの一部の国々が
日本を擁護してくれています。

中韓の事ばかりがフォーカスされますが、

アジア諸国全体が反日では無いという事をきちんと知るべきです。  

また大東亜戦争に敗れた原因として挙げられた7つの理由が、

実は現代日本にも息づいていて、今この国を覆う閉そく感の正体は、

組織運営の基礎がまるで変わっていない事で再び生み出されていると述べています。

時代の転換点の今だからこそ、

この失敗の本質を乗り越えなければなりません。

神田昌典氏によれば、歴史は70年周期で回っており、

過去日本は、明治維新(1877)、大東亜戦争終結(1945)70年周期を歩んできました。

そうなると、2015年、つまり本年に大きなインパクトのある

社会変革が日本に起こるとされています。

既存のルールが変わる事を前提に多くの日本人が

歴史の教訓を学び再始動できるよう準備が必要なのです。




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