【大家MASA】大家MASA選書No.155 「100年予測」 | 大家MASAの世界まるごと不動産投資

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「影のCIA」の異名をとるジョージフリードマンの「100年予測」をご紹介します。


100年予測 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)/早川書房
¥907
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本書では触れていない点ですが、

私見としてこの100年を予測する視点というのは重要と感じます。

なぜなら、明治時代の日本人の平均寿命はわずか44歳でしたが

現在は80歳前後となり、平成に入って生まれた世代などは

平均寿命が100歳を超える事でしょう。

これからは人生短いようで長いのです。

この事により現役である事が先延ばしされて労働の観念が変わり、

社会保障自体が消滅する可能性があるのです。


引退年齢の60歳が65歳になり、更に近未来には80歳になります。

明治時代の私であればそろそろ人生終焉の準備をするタイミングですが、今の私には後60年以上の時間が残されていると仮定すると

まだまだ頑張らなければなりません!

このように人類が経験したことの無い、超高寿命の世の中になるので

あれば、今から100年後の未来を考える事は全く可笑しな話では

ありません。


ましてや、成熟国家の道を歩まざるを得ない国民として準備しておく

必要がある考え方です。

さて、本書は、21世紀に起こる政治経済の危機、国際紛争、

宇宙やエネルギーについて予測しています。

2020年までに中国は分裂の危機に、ロシアはソ連に続き崩壊。

ユーラシア大陸に真空地帯が生まれ、2050年に勢力を増した日本(!)とトルコ(!)がアメリカとポーランド(!)を相手にした宇宙戦争(!)を行うというのです。

その戦争後には、アメリカとメキシコが世界の中心となる。


まるでSFのようなストーリーですが、過去現在の世界情勢を踏まえて、

なるほどと思える論の展開です。


また、日本はアジアの盟主であり続けると予測されています。

そのほかのキートピックスです。

21世紀もアメリカの時代、重要な点は

 世界中のシーレーンを抑えている事。

・人口爆爆発は終焉し世界の人口構成は大きく変わる。

 先進国は移民の争奪戦へ。

・紛争の火種は、東アジア(日本、中国)、旧ソ連圏、欧州、

 イスラム圏、メキシコ

・中国が世界国家となる事は無く、日本の経済力による海側の主要都市 

 が活性化、共産党が崩壊

・アメリカ、ロシアの冷戦の再開、但し、ロシアは自壊する。

・日本とトルコ(オスマントルコ時代の領土まで拡大)がアメリカ陣営   

 に対して同盟。

現在、隣国との火種になっているシーレーンの問題は

非常に深刻で日本の生命線とも言えます。


少なくとも2030年までには朝鮮半島は統一、中国共産党の分解、

日本の中国への積極進出、といった最中、もし、アメリカを

敵に回すような事になれば、外交に疎い日本に対して徐々に包囲網は

形成されるでしょう。


そうです。このままだと1930年代にABCD包囲網によりエネルギーの輸出ができなくなった日本に似た状況が予測できます。

絶対に先の大戦のような惨劇は繰り返してはなりませんが、

未だに資源確保が脆弱な日本にとって外交は生命線です。


短期政権で右往左往するのではなく、原発問題を含めた資源問題の解決と周辺国との関係改善、次の100年を見据えた政策を打ち出すべきです。

私が生きているであろう2070年くらいまで、

そして次の世代にも日本の更なる繁栄をバトンタッチしていきたい。

引き続きアメリカが世界の中心であるならば、

アングロサクソンの長期的戦略に対抗し得るビジョン、シナリオを

国民レベルで共有しないと強い国家の実現はできないと、

先の大戦の口火が切られた真珠湾のあるハワイで感じました。






■カラカウラ通りでステーキで有名なWolfgangのカジュアルレストランに行きました。




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