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勝間和代さんの「会社に人生を預けるな」をご紹介します。
- 会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)/光文社
- ¥799
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2009年の著作ですが、リスクリテラシーを
身に付け方が分かる内容です。
”サラリーマンは大変だし儲からないからやめた方がいい”といった
よく書店で見かける無責任な内容ではありません。
今後、”リスク”とは生きていく上で良い意味でも悪い意味でも
必要不可欠です。
日本ではこれまでリスクは、邪魔者であり避けなければならないものでした。これは終身雇用制度が大きく影響しており、会社員であれ公務員であれ、現状維持が重んじられ、何かリスクをとってチャレンジする事は既存の秩序を破壊する事につながるため受け入れられないのです。
会社では終身雇用制が女性が働きにくく若者が報われない社会を
創り出しています。
政治では高齢者による高齢者のための政治が行われている。
これでは閉塞感を打破できません。
また、多くの組織のリーダーは雇われ社長であり、
社内に本当に必要な中核人材は10~20%程度と言われます。
筆者はこの状態が日本に停滞をもたらしている
大きな原因の一つと述べています。
こと日本では「失敗してもいいから自分の思う通りやりなさい」で
はなく、「危ない事はやめなさい」と親から学校で教わります。
日本人はリスクを取る教育を受けていない割に、「貯蓄から投資へ」と、スローガンだけが先行してどれだけの人が資産を失ったことか、、、
また年齢による幸福度調査では、アメリカ人は年を取れば取るほど
幸福を感じているのに対し、日本人は逆の結果が出ています。
これは日本人の資産が亡くなる直前がもっとも多くなるのと同じで、
安心が出来ない社会である事の表れでしょう。
アメリカンヒーローは大抵、一般人ですが日本のヒーロー像は、
「お上」中心主義で水戸黄門や金さんなど将軍や奉行が多いです。
お上に頼り、お上が何とかしてくれるというマインドが染みついているのです。
「お上」は国や会社に置き代えると理解しやすくなると思います。
ちなみに士農工商の序列の影響で、東京大学には商学部はありません。
東京大学は下々の勉強する場所ではないという考え方からです。
リスクは一生の友、リスクはチャンスと捉えてリスクをとれる
人生の素晴らしい一面にも注目してみるべきです。
夢をかなえる、富や名声を得るには何かしらのリスクを取らなければ
平均から秀でる事は出来ないのです。
見方を変えればチャレンジする人が少ないので
潜在的なチャンスが多いのかも知れません。
以上、本書は終身雇用制度がもたらす弊害と、
リスクに対するリテラシーについて考えさせられる内容です。
また著者自身が世界で最も注目すべき女性50人に選ばれただけあって
キャリアウーマンとして第一戦で活躍する点について女性の皆さんも参考になる内容が多いと思います。
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