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ライフネット生命保険のCEOである出口氏の
「仕事に効く 教養としての「世界史」」 をご紹介します。
- 仕事に効く 教養としての「世界史」/祥伝社
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日頃、仕事などで海外との接点が無いと世界史を意識する事は稀でしょう。
しかしながら、マスコミを通じて報じられる世界中のニュースは、
得てしてフィルターのかかった情報だったり、マスコミが面白おかしく
脚色している場合があったりします。
この点を理解できないと多くの日本人からはいつまでたっても悪い意味での
島国根性は無くなりませんし、戦後の偏った自虐的歴史観から卑屈になり外国人と
対等に会話ができません。
本書は、西洋の歴史観から一歩引いた客観視から展開されます。
国家間の政治経済問題において仮想敵を作ると敵味方の構図が分かりやすくなるため、
例えば、紛争国が敵役でアメリカ+西欧諸国が正義の味方、のような図式が意図的に作られます。
西洋と東洋、その他イスラム諸国、アフリカ諸国のような区分けになりがちですが、
現代の歴史観はアヘン戦争を境に作られた西洋史観中心のものです。
19世紀の大英帝国では、ローマ帝国こそが文明の源というストーリーが確立されました。
一方、プロイセンはギリシアがそうだと主張します。
鉄砲が発明されるまでは、 このように世界の歴史は、ギリシャ、ローマから始まり、
直線的にヨーロッパに受け継がれているという刷り込みが行われてきたのです。
GDPという観点から、アヘン戦争までの中国は世界の約3割のGDPを誇り、
それまでは、中国を中心としたアジア圏が経済的に世界の中心であったのです。
(ちなみに日本のそれは長らく2、3%程度でしたので、
高度成長期以降の10%前後というのは歴史的にはもうピーク??)
十字軍がエルサレム奪還を目指して遠征した時、西洋人は当地の文明の高さに驚いたと言います。
モンゴル等の遊牧民に負けっぱなしで、
現在のヨーロッパという概念は16世紀に入ってからです。
人口との視点からみると、紀元前100年のローマ、500年のコンスタンティノープル、
800年のバグダード、長安、20世紀後半の東京、ロンドン、ニューヨークなどは
経済ピーク時に人口が最大になっています。
西洋以外の新興国などの国々が豊かになって、それぞれの国々が歴史を見直す時、
世界史はギリシア、ローマから始まるのではなく違った姿になる事でしょう。
“大航海時代後は欧米のアジア、アフリカ地域への進出により植民地を拡大。
またイギリスの産業革命に端を発する工業化に成功した西洋諸国が近代化を促進。
日本は遅れながらも19世紀末期には近代化に成功し、先の大戦では敗戦国となったものの
アジア、アフリカ地域の植民地の解放に直接的、間接的に貢献した。
日本は敗戦後、朝鮮戦争を契機に奇跡的な復興を遂げ、世界第二位の経済大国となる。
その後、アジア地域の政治経済を牽引し、財政、社会保証、教育、少子高齢化、
社会インフラ更改など先進国が直面する様々な問題の解決を行い、
ポスト経済大国として世界の模範となっている“
と、(希望的観測を含めて)いつの日か日本の評価が変わり、
歴史の教科書に明記される時が来るかもしれませんね。
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