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GW最終日に失礼します。
「悪の出世学 ヒトラー、スターリン、毛沢東」をご紹介します。
ヒトラー、スターリン、毛沢東、20世紀の歴史を語る上で
避けて通れない言わずと知れた3名の権力者です。
ヒトラー、スターリンが作りだした“帝国“は既に崩壊しましたが、
毛沢東が作りだした共産党独裁の中国が未だに続いています。
3名とも残忍な独裁者といったイメージがありますが、評価は歴史が行うことです。
本書は、なぜこの3名が組織のトップとなり、
1国のトップとなり世界中に影響力を与えたかの処世術を論じています。
それがタイトルの「悪の出世学」なのです。
組織のトップになるには、創業、世襲、組織内競争から勝ち上がっていく
主な3つのパターンがあります。
ヒトラー、スターリン、毛沢東は3番目のパターンにあたり、決して最初から恵まれていたわけではありません。
一時は左遷され、また復権しライバルを蹴落としてトップに立つというまさに波乱万丈の出世物語です。
そう、出世の方法はサラリーマンと似ているのです。
(悪用は厳禁です)
<スターリンの出世術>
基本戦略::組織のための手を汚す、人の弱みを握り利用する、
情報を集める、誰も信用しない
スターリンは資金確保のために銀行強盗を行い売春宿を経営した
グルジア出身のヤクザ者でした。
遂に共産党で書記長の座に就いたわけですが、電話を党の幹部に配布し
全て盗聴するなど情報戦に長けており、周囲の弱みを握り続けました。
粛清した人数は百万人を優に超え、社会主義革命により
世界面積の半分を手中に収めました。
最後は毒殺されたとも伝えられます。この恐怖政治を礎とした
ソビエトは1991年の崩壊まで続きました。
<ヒトラーの出世術>
基本戦略:あらゆることをオール・オア・ナッシングで決断、
勝てる相手としか闘わない
ヒトラーはオーストリア出身の冴えない画家で軍隊に入隊しても
全く出世しませんでした。
しかし、演説が上手く上層部から一目置かれるようになると、
ミュンヘン一揆以降、党内で頭角を現し、
ヒンデンブルク大統領死後はドイツのトップとなり、
それに飽きたらず世界制覇を目論見、第二次大戦へと突入しました。
<毛沢東の出世術>
基本戦略:敵が強い間はじっとし持久戦に持ち込む、
感動的なスローガンを掲げて、人身を掌握する。
毛沢東は、ソ連留学組のエリートとの党内抗争に勝ち、
日本軍敗退後は蒋介石を台湾へ追い込みました。
大躍進政策では餓死者が5000万人超、数千万人が粛清された
文化大革命の終焉とともに、政治活動に参加した
三番目の妻、江青は政権樹立を狙いましたが、彼の死後に逮捕され後に自殺。
毛沢東は反日のスローガンで農民を扇動した張本人ともいえ、
中国の反日教育にも大きな影響を持ちました。
以上のとおり、現代の基準で考えたら横暴極まりないサディストであり、
人殺しでありますが、保身と敵、味方の使い分け、裏切りのタイミングが
上手であった事が伺えます。
また3人の最期はハッピーエンドとは言い難い終わり方であり敵が大すぎたのでしょう。
本書は3人に共通する出世方法、上層部に対する対応方法、
ライバルの蹴落とし方、会議の進め方、など組織でサバイブする上で
時代は違えど参考になるのです。
凡人でも、秀でた才能が無くてもこの処世術で征服者になれるのかもしれません。
私個人としてはお人好しなので到底マネなどできません。
また3人の生き方を肯定するわけでも無ければ、
出世術の悪用を推奨している訳ではありませんのであしからず。
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