【大家MASA】大家MASA選書No.105 『日本人の底力』 | 大家MASAの世界まるごと不動産投資

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渡部昇一先生の『日本人の底力』をご紹介します。


日本人の底力/海竜社
¥1,470
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本書は筆者のように多文化に精通された方の著として納得のいく展開です。
私は国粋主義者でもありませんが、著者の歴史観や成功法則には個人的に影響を受けました。

さて、日本最大の国難は、日本人の誇りの喪失にあるとしています。

この背景には、戦後の東京裁判史観、戦後のアメリカの無力化政策と高等教育機関に残った人材が原因としています。

東京裁判ではインドのパル判事が国際法に照らして日本の行った事は無罪であると主張し、
かのマッカーサー元帥も裁判の実施を後悔していたとの記録があります。

旧帝国大学の主要な教授は戦犯を免れアメリカになびいた2流学者が多く、
戦後の教育システムが本来の日本人のための教育とはなっていないとしています。

この地球上で、2000年以上純血で続いているのは日本の皇室とローマ法王だけなのです。
歴史が長いと思われている欧州は、英国王室の元はドイツのハノーバー家です。
スウエーデン王室の元はナポレオン時代のフランスからです。
ちなみに、スウエーデン、フランス、モナコ以外の王室は全てドイツ系です。
みんな、親戚関係なんですね。

さて、124代続く天皇制が、異国の様々な多文化を受容しながらも
日本の骨格を支えて進化を牽引してきた事が大きいのです。

さらに日本は7大文明圏の一つであり、他のアジア文明圏とも異質との見方があり、
他の文明の良いところを上手に取り入れてきました。

これらの要素が日本人のアイデンティティの根幹をなしているとしています。

最後に日本人の底力のまとめとして、「世界の師表である日本」で締めくくります。

1492年のコロンブスの米大陸発見により欧米列強中心の時代が続きました。
日本は不平等条約や治外法権を実力で撤廃に成功し日露戦争で
勝利することで欧米列強と肩を並べたのです。

その後の対戦には負けましたが、日本は西洋人が出来る事を有色人種でもできる事を
示した唯一の国と言えます。

その後、アジア、アフリカ地域に独立国運動が起こり、現在の世界地図が形成されたのは
周知の通りです。

マレーシアのマハティール首相は、日本を見習うルックイースト政策を施行して
近代国家を目指し、見事にASEANの雄となりました。

かのピーター・ドラッガー教授は「冷戦を終わらせたのは日本である」と公言しています。
ベルリンの壁の向こう側の社会主義国家の人々の憧れはメイド・イン・マレーシアなどの
日本製品だったそうです。

オランウータンが住む東南アジアから技術的に遅れている事を知ったとき信じていた
共産主義への信頼を失ったと言います。

極東の小さな島国である日本。

近代以降で世界に与えた影響は計り知れないのです。

日本の将来を案じてか海外への移住や留学などを志向する意見が過去から多くあります。

確かにグローバライゼーションの流れには逆らえないので、ますます海外での経験が
重要となりますし、海外への移住や留学などを経験した子供たちは国際的に活躍できる
人材の原石となると思います。

但し、グローバル化だからといって日本人として受け継いだアイデンティティを失ってまで
海外で同化するのには危険性を感じます。

実際、英語に取って代わり母国語を失った国があります。
古くからの慣わしを否定して欧米化した国もあります。
このように経済成長を最優先した結果、自国のオリジナリティを失った国があるのです。

本書は、日本の歴史的背景から日本人の持つ底力を論じた内容です。
一方で個人レベルでの成功法則、特にアングロサクソンなどの
金融資本主義中心の考えにはない人生の成功の形を示したものとして
著者と神田昌典先生共著の「日本人の成功法則」が大変参考になります。


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