大家MASAの世界まるごと不動産投資 ブログ読者の皆さま
最近はコメダ珈琲で読書するのがマイブームです!
さて、21世紀の富はプラットフォームから生まれる「プラットフォーム戦略」をご紹介します。かの大前研一氏も推薦している書籍です。
(大前氏の大学院教授が著者なので当然ですが、、、)
- プラットフォーム戦略/東洋経済新報社
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
「プラットフォーム戦略」は、リーマンショック以降も着実に
大きく成長を続ける企業に共通した戦略とも言えます。
本書は2010年刊行のため、特にIT企業の動きに関しては若干古い内容です。
プラットフォーム戦略を簡単にご説明すると、多くの関係する人々やグループを場に集め、マッチングや集客などさまざまな機能を提供して外部ネットワーク効果を創造することで、新しいエコシステムを構築する戦略です。
1人で1億円を稼ぐのではなく10人で100億円を稼ぐ、このような考え方です。
この戦略の例として、古くはクレジットカードのサービス。
1949年にマンハッタンで面倒な食事の支払いのために生まれたダイナースの逸話は興味深いものがあります。
80年代は任天堂のファミコン、ソニーのプレステ、90年代からはWindows、Google、Amazonや楽天、Apple、さらにはTwitter、FacebookなどのSNSまで昨今のビジネスはプラットフォーム戦争とも言うべき様相を呈しています。
(最近の成功例はアメリカのIT企業ばかりです)
一方で、アタリ、3DO、ペッツドットコムなどは、価格、サービス面で失敗した例として挙げられています。
昨今、“フリー”のサービスが増えている中で、どこにキャッシュポイントがあるのか興味深いと思います。
フリー化はパブリシティやバイラル効果が働く場合は有効ですが、参加者が少ない場合は意味がありません。
また、フロントのコンテンツでは儲けが無くとも、バックエンドで儲けを出す事は、コンテンツ提供者とプラットフォーマーには逆のインセンティブが働く可能性があります。成長著しいLineも利用者は二億を越す程増えたものの、
まだ大きな儲けを出す事業にはなっていません。
ここがプラットフォーム戦略の難しいところです。
参加するプレイヤ同士がWin-winとなるようなエコシステムができないと
この戦略はどこかで破綻します。
ソニーからアップルへ、IBMからマイクロソフトへ、歴史的に覇権は移っていきました。まさに栄枯盛衰の世界であり、最近はこのリズムが短期化しています。
ハードからアプリケーションと主戦場が上位レイヤに行くことで、個人的には日本にまたビジネスチャンスが来るのではと淡い期待をします。
今後のパックス・アジアの到来に加え、元々日本には優れたコンテンツがあります。アジア各国を訪れると日本の漫画、音楽などの様々なコンテンツが至るところで目に付きます。
国境や言語の壁を越えたプラットフォームを構築し、その上で優れたコンテンツを展開できれば、チャンスはいくらでもあるんだと思います。
これで物件のパトロールに出かけます!
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