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今日はシンガポールに来ています。
「渋沢栄一 100の訓言」をご紹介します。
- 渋沢栄一 １００の訓言 （日経ビジネス人文庫）/日本経済新聞出版社
- ￥680
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渋沢栄一は言わずと知れた近代日本における大実業家です。
三菱財閥の創始者である岩崎弥太郎の最大のライバルであり、
およそ500の会社と600の教育福祉事業の設立に関与し、
かのピーター・ドラッガー教授にも影響を与えた“日本の資本主義の父”です。
その玄孫である健氏が100の訓言にまとめています。
いろいろな人生哲学の他に、お金についても哲学が確立されています。
実業は国のエンジンとなり、稼いだお金は私利私欲のためではなく、社会に還元する。
富は決して悪いものではなく、うまく貯めて、うまく使うことなど、100年近く前の言葉ですが、既にお金の哲学が確立されています。
短期で稼ぐ、他人を顧みない、現状に満足してしまうといったスタンスは、ビジネスが長続きしないとも明言しており、反省させらる方も多いのでは？
本書は、自信を喪失した日本の元気が良かった過去を懐かしがるためではなく本質として古びない知恵に触れ、将来のために行動する際の指針になると思います。
◆仙台からの帰りの新幹線で読破しました。
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◆セントーサ島のリゾートで過ごしました。