竹島問題で微妙な政治情勢でしたが、民間の交流と政治は別問題ですので初韓国訪問致しました。(ちなみに竹島は島根県なんですね。知りませんでした。)
基本的に現地のソウル観光、友人宅訪問というプライベートな目的でしたので、
今回は現地の不動産物件情報というよりは、観光視点からみた現地レポートとなります。
初日、金浦(キンポー)国際空港に着いたのが、23時を回っていましたので、空港内部は店も閉まっており真っ暗でした。。。
翌朝、朝ごはんがてらソウル市明洞(ミョンドン)のMacへ。
韓国は時差が無いので日本の体内リズムで行動できるのがいいですね。
Macのプルコギバーガーが韓国っぽさを醸し出しています。
現地の大学生らしき女性アルバイトのスマイルもあり、オーダーの確認も丁寧です。
日本同様スタッフの対応レベルは本国アメリカの1000倍良いです。
ビックマックが270円くらいなので、ビックマック指数的に日本の3割安、スイスの1/3といったところでしょうか。
家族4人で、1500円程度で十分食事できました。
■韓国オリジナル(?) マックのブルコギバーガー/激辛の上海チキンバーガー
次は、明洞の繁華街へ移動です。日本でいうところの裏原宿みたいな雰囲気があります。
マックやスタバは各国の都市同様、グローバルスタンダードとして多く見かけられますが、
他のアジア諸国同様、日本資本の飲食業等が多く、トンカツのさぼてん、ファミマ、セブンイレブンといったコンビニ、ABCマートがありました。
もちろん、韓国本国なのでロッテリアは多く見かけます。
店舗に立つ店員はほとんど日本語を話せるし、看板には韓国語、日本語併記なので不自由ありません。
■I●KOさん、おすすめのEtude
明洞の繁華街を通ると、Lotte百貨店とLotte免税店に着きます。
■金融街に近いようで、右側にHSBCの看板が見えます。
ここの来訪者は、中国人、日本人観光客、韓国の富裕層と見受けられるミックスです。
ルイヴィトンは年末ジャ●ボの宝くじ売り場のごとく長蛇の列ですが、そのほとんどは中華系でした。
日本人はおとなしく表示価格で購入するケースが多いと思いますが、中国人は勢いが半端ではありません。
ロレックスなど、試着して何度も何度も値段交渉です。
私はためしに、日本のロレックスの相場を調べてみました、オークファン、アマゾン等でおおよその新品の価格が分かります。
ロレックスは並行輸入、日本の正規店購入でもギャランティーカードがあれば、メンテナンスを受けれるのでそんなに差は無いと思います。
さて、ロレックスミルガウスの表示価格が4,700ドル(約59万円)で、ディスカウント交渉の末、56万円程度にはなりました。
日本の並行輸入の新品の最低価格が53万円なので個人売買に値する値段ではありません。
これほど円高でも、価格差があまり出ないように調整していると思いましたが、いったい仕入れ値はいくらなのでしょうかね?
明らかに差があれば、カード枠目いっぱいで複数本購入しようと思いましたが、ここにはアービトラージは大きくありませんでした。
やはり、名の知れたブランド品はブランド価値を維持するためにもイタズラに値下げはしないものなのですね。
宿泊している江南駅周辺に戻り、焼き肉ディナーです。
実はこの焼肉店を探しあてるまで、江南駅はなぜかチゲ鍋料理店ばかりでした。
焼肉より鍋の方がメジャーなのでしょうか?
また、日本風居酒屋が良く目について、白木屋もありました。
タクシーはソウル市内を20分程度移動しても、1万ウォン前後で800円しませんので日本の初乗り並です。ほとんどの移動はタクシーで済ませました。
韓国で年配の方は日本語を話せる方が多いですが、ホテルに戻るタクシーの運転手も日本語が話せる方でした。
タクシー運転手曰く、(サムスン、LG電子など世界中で活躍する製造業とは対照的に)韓国国内は景気が悪いそうです。
人口5000万人余りの韓国内部の需要では十分な経済成長は確保できず、日本よりも積極的に海外進出しているわけですが、大卒でも就職はままならないそうです。
日本は悪いとはいえ内定率は統計上5割を超えていますが、韓国は5割だそうです。
経済発展を進めるうちに、一次産業から2次、3次産業へとシフトをした結果、中間層の中心が賃金の安い後進国の労働力に打って変わり、就職先が減っていく。
そして少子高齢化が国内景気の低迷に後押しする、まさに先進国病と言えます。
過去、1997年のアジア通貨危機でIMFの管理下に置かれた後は、国内産業がかなり疲弊して一次産業を捨て、韓国は大手企業を中心に海外事業へ大きく舵を切ったわけですが、
その際、ウォン暴落前に海外へ送金しウォンの価値が上がった時に本国に戻した人たちは、大富豪になったそうです。
同様の事は、ソビエト崩壊のロシア、アルゼンチンにも言えた事です。
日本も国債や円の同行に常に注意をしなければなりません。