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「手持ち200万円から始める!低リスク・高利回りの不動産投資」の著者、玉川陽介氏の著です。
この著作の、IRRという考え方は非常に重要ですのこちらもぜひお読みください。
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統計データ処理受託で起業され、国内外での投資及び分析の経験からの論の展開は非常に論理的で明快です。
私のメルマガのテーマである不動産投資は、金融知識や金融商品と関連するケースも多々ありますので、
ぜひご一読を。
「海外投資 7つの方法」
■内容
序章 個人投資家の知らない特別な債券で14.95%の高利回り
第1章 プライベートバンク秘密の扉の内側
第2章投資の基本! 国際分散投資
第3章 [投資法1]小資金でできる高利回り債券投資
第4章 [投資法2]小資金でできるヘッジファンド投資
第5章 [投資法3]投資信託より有利な新興国投資法
第6章 [投資法4]投資信託より有利な海外REIT投資法
第7章 [投資法5]手軽にできる為替ヘッジ
第8章 インタラクティブ・ブローカーズ証券から国際金融市場へ
第9章 超富裕層が実践している「海外投資」の奥の手
第10章 [投資法6]海外不動産と居住権で資産と身の安全を確保
第11章 [投資法7]世界のすごいファンドセレクション
特に私が気に入った項目は以下でした。
各章の中で、様々な投資手法があり、日本にはなかなか情報が入ってこないものも多いです。
やはり、不動産投資家として、注目すべきは第10章です。
私が再三ブログ、メルマガで発信しているように、海外不動産のキャピタルゲインの獲得と、
現地の居住権を確保する事は非常に魅力です。
各国の投資状況や融資に関して詳述はされておりませんが、モナコ、マルタ、フィリピンの
3か国について、興味深い記載がありました。
■モナコ
単なる富裕層ではなく、“超“富裕層を誘致する国です。プライベートバンクに約100万ユーロ(その他は本書をご確認下さい)預ければ、賃貸物件だけでも居住権をとれるという事実は私も知りませんでした。
今なら円高なので、チャレンジできる方は狙い目ですね。シンガポールは預け入れの額が6億円なので割安かもしれません。
モナコはF1選手や、ビジネスで大成功した方しか住めないような元々手も届かない国と思っていましたから、目標の一つにしても良いと思いました。
■マルタ
同国について、地中海にある国という事しか認識がありませんでしたが、英国領であったため、英語教育にはよさそうな国ですね。正直、ノーマークでした。。
教育、医療は無料だそうです。
居住権の取得には、現地不動産の購入もしくは一定賃料以上の賃貸物件への居住(その他年収規定有)で居住維持費用を別途支払えば居住権を獲得できるというハードルの比較的低い国でした。
(しかしながら、最新の基準ではハードルは上がったようです。最近のマレーシアもそうですね)
■フィリピン
現在、フィリピンの居住権は、ひとり当たり160万円程度の預金など非常にハードルの低いものです。但し、他国と同じようにハードルが上がっていく事が将来的に考えられます。
検討されている方は、行動に出た方が良いかもしれません。