お米づくりの世界も二極化?! | マサーヤンのブログ

マサーヤンのブログ

農ライフ、音楽、コーヒー、デザイン、縄文



現在の我が家の田んぼの様子です。自分が住んでる地域の周りの田んぼでは今年ウンカの被害がひどいです。ウンカとは、稲の大敵と呼ばれる害虫で東南アジアあたりから飛来してきて稲の養分を吸い枯らしてしまう虫です。農薬で駆除できるのですが数年たてば新しい農薬に耐性をつけその時に適切な農薬を撒いておかないと被害が出てしまいます。

今年の春頃、世界的にサバクトビバッタの蝗害で農作物がやられるニュースが飛び交っていて、今年の秋には日本でもどうなるか分からないなあと思ってたんですが、バッタは大丈夫だったけど、ウンカ被害が発生しました。

無農薬、無肥料の自然栽培ではウンカ被害はあまり出ないそうですが、友達が無農薬無肥料でやってる田んぼでも今年は被害が出ているそうで、自分の田んぼでも一部やられている箇所があり、来月の収穫まではまだまだどうなることやら、予断を許さない状況です。

自分の田んぼをよく観察すると、やられているところは水が流れ込みやすい水の多いところで、稲の根張りが弱いため生命力が弱いんでしょうね、過保護に甘やかしすぎました(笑)。この前来た二度の台風でもその箇所の一部が倒れてしまっています。

友達の話だと、黒米や緑米などの生命力の強い古代米はウンカ被害にあってないそうです。

農薬をたくさん撒いて被害を防ぐか、それとも虫にも負けない稲の生命力をとにかく高めていくか、お米づくりの世界でも二極化がやってきました。

自分は無農薬無肥料の自然栽培でやってますが、でも農薬を使う慣行農業を否定しません。大型機械、化成肥料、農薬を使う慣行農業のおかげで、今でも市場のお米の供給量は安定し誰でも安価でお米が食べられることができるのだから。これを大昔のように牛で耕してすべて人力でお米を作るとなると、その労力たるや想像を絶します、汗。今のように誰でもご飯を食べられる世の中ではなくなるでしょう。