木の声を聞きながら削ろう「滝本ヨウさんの木削り教室 2015 秋」 | マサーヤンのブログ

マサーヤンのブログ

農ライフ、音楽、コーヒー、デザイン、縄文

ブログ更新、また間が空いてしまいました…。
前回の記事でも書いたように、7月にわが家に赤ちゃんが誕生しましたが、もう少しで2ヶ月になろうとしています。現在はほんとに赤ちゃん中心の生活で、奥さんが授乳とおむつ替え、自分は主夫として炊事洗濯風呂焚きなど家事全般をカバーし、毎日バタバタと忙しくも楽しい日々が過ぎ去っています。新生児の赤ちゃんは夜中でも2~3時間おきに授乳やおむつ替えが必要なので、睡眠時間も赤ちゃんのリズムに合わせて取ることになり、産まれてすぐの頃は夫婦ともども睡眠不足が続き大変でしたが、最近では少しずつリズムにも慣れてきて少し楽になってきました。
ビートルズのジョンレノンが、息子のショーンが誕生した時に今までの音楽活動をいっさい止めて、子育てに専念したという話は結構有名で、なぜ音楽活動を止めたのかと聞かれ「子育てほど、こんなにクリエイティブなことはないよ」と言っていたとか。いやほんとに、毎日少しずつ成長し変化してしていくわが子を見ているだけで楽しくて、日々の疲れが吹き飛びます。

子育てというと、どうしても上から目線というか、親が子供を育ててあげているというニュアンスがありますが、そうではなく、親が子供から教えてもらっていることがほんとにたくさんあるんだなと感じます。人間修行の段階として、今は、無償の愛を与えて与えて与え尽くす勉強をさせてもらってる感じがします。誰もがそうやって産まれたばかりの頃、受けて育ててもらった愛を今お返ししているというか、わが子がやがて大きくなり子供を産み育てる時にはまた次の世代へとお返ししていく…、なんだか親やご先祖様から受けてきた愛のバトンをまた未来へと繋いでいく、そんな感覚があります。
それと子育てをして感じることは、僕らが学校や社会で身につけてきた合理性とか打算的な考え、例えばこれだけの量のミルクをあげると何時間寝てとか、、そんなマニュアルどおりにはいかない合理性とか打算的なものの対極にあるもの、それが子育てではないかと(笑)。

今のアングロサクソン的な?社会では、人間対自然、というような分離意識とでも言うのか、自然をコントロールしようなどという考えがありますが、そうではなく、そもそも人間も自然の中の一部であり、人も自然も、自分も他人も、もともとはすべて一緒だという統合意識とでも言うのか、もうそろそろそういう価値観に一人一人が変わっていかなければいけない段階だと思いますが、世の中の多くの問題事の原因は一人一人の中にあるそんな分離意識ではないかと思っていまして、というのは現在子育てを通じて、自分の中にあるそんな分離意識に気づきまして、、「こうして欲しいな、これだけしたのだからこうなるだろう…」という上から目線の意識で赤ちゃんと接していると、いつまでも泣き止まないのですが(笑)、ある時から、赤ちゃんの中にある”自然”と、寄り添うような意識に変えていくと、それから子育てがスムーズにいくようになった気がしました。

前ふりが長くなりましたが…(汗)、現在自分も子育てを通じて感じることができている「人間が主体ではなく自然が主体である」という意識が、ワークショップを通じて気づき感じることができる、あの「木削り」マスター、滝本ヨウさんの「木削り教室」が、今月18日(金)に須野町で開催されます。今年の3月に第1回「須野マルシェ」の日にもやって頂き大好評だった「木削り教室」、また須野町でやって頂けることになりました。以下その告知を!



●木の声を聞きながら削ろう「滝本ヨウさんの木削り教室 2015 秋」●
日時:9月18日(金)時間:13:30~16:30
料金:2,000円(中学生以下は1,000円)
場所:須野町の野外(元小学校跡の校庭)
定員:10名くらい
申込:木花堂まで(TEL 0597-70-4068またはメール konohanado@gmail.com ←アットマークを半角にして送信してください。)
★教室終了後は、木花堂に場所をうつして、お茶しながら滝本ヨウさんを囲んで座談会します。お時間がある方はぜひご参加ください。




3月29日須野マルシェでの木削り教室は、雨のため、旧小学校屋内で。



<ヨウさんからのメッセージ>
木花堂さんの居る須野で、今年2回目の木削り教室です。黒潮の海を眺めながら木にふれて、のんびり∞ほっこりした手仕事時間をお楽しみください。



《 プロフィール 》
滝本 ヨウ
1949 年和歌山県生まれ。横浜及びロスアンゼルス在住。18歳でカリフォルニアに移 住。南カリフォルニア大(USC)卒業後、東京で22年間都市計画業務に関わる。1998年<ふるさと工房HOME>を設立。木削り教室を、日本及びアメ リカで開催しながら、広い視野で地域生活圏をベースにしたふるさとづくりを推進中。
ヨウさんのホームページ http://www.h6.dion.ne.jp/~kikezuri/



──────────────────────────────────────────
くまの川王国・いいはからいごとプロジェクト
   
 くまの地域は、現在3つの県(和歌山県東部・三重県南部・奈良県南端部)に分断されています。
今回のプロジェクトは、行政界を超えた本来のくまの地域(くまの川を中心軸とした生活圏全体)で、個人参加型のふるさとづくりをめざします。
 水の国日本の美しい自然環境を取り戻し、子どもたちから老人まで、みんなが活き活きと笑顔で暮らせる生活文化圏をつくりませんか。黒潮の流れる<海>と照葉樹林の育つ<山・森>、そしてそれらを繋ぐふるさとの<川>による水の循環システムを復元し、人間だけの為のはかりごとではなく、全ての生きものや自然の為に「いいはからいごと」をしたいです。
  くまのには、日本人の先祖である縄文人(びと)が大切にしてきた自然崇拝の場が沢山あります。経済優先型の都市生活の行きづまりが目立ち、自然と賢明につ きあう山村(田舎)復活の契機が来ているようにも感じます。あなた個人の得意技を活かし、くまのの自然や子どもたちに、あなたの素敵な思いを繋げません か。
 「はからいごと」は、いい「気」を発信します。くまのの地から、ふるさとづくりのいいはからいごとを伝染させたいです。
 今(2015年春)このプロジェクトの参加者は、くまの内外で110名を超えました。高校生から80才のお年寄りまで、いろんな方たちが個人的に参加してくれています。このプロジェクトには、組織的な規制はありません。自分のためのはかりごとではなく、ふるさとくまのが元気になるようなはからいごとをしたいです。

くまの川王国・いいはからいごとプロジェクト担当 滝本ヨウ