接種後に原因不明の慢性的な痛みなどが報告されている子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)について、日本産科婦人科学会などは、接種時の注意点などをまとめた医師向けのマニュアルを作成する。【烏美紀子】



 マニュアル案では、接種前にリスクとベネフィットを十分に説明し、本人と保護者の同意を得ることとしており、ワクチンの有効性と共に、接種しても子宮頸がん検診を受けることや、10万人当たり4人程度の頻度で広範な痛みなどの副反応が出る可能性があることなどを説明するよう求めている。接種後にも、必要な場合には厚生労働省が指定する専門医療機関で治療できることなどを説明することとしている。

 また、多くのワクチンが皮下注射なのに対し、HPVワクチンが痛みの強い筋肉注射であるため、接種方法の注意点なども改めて記載している。



 日産婦と日本産婦人科医会は、接種後の副反応に対して適切な相談・診療体制を提供するためのネットワークづくりも進めている。