サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)は22日、ベトナムで行われているAFC女子アジアカップ準決勝の中国女子代表戦に臨み、延長戦を2-1で制し決勝進出を果たした。延長後半終了間際に岩清水梓が劇的なゴールを決めた。



 澤穂希、宮間あや、川澄奈穂美らがスタメンに名を連ねた日本は、序盤からボールを支配し、試合を優位に進める。宮間と川澄を起点に左サイドを崩していくが、中央を固められ、なかなかシュートまで持ち込めない。逆に20分過ぎからは、中国がシュー・ヤンルのスピードを生かしたカウンターやセットプレーでチャンスをつかんだ。それでも日本はGK福元美穂を中心に粘り強く守ると、その後は両チームともにチャンスをつかむ一進一退の攻防が続いた。前半終了間際に日本は川澄が際どいシュートを放ったものの、これは枠を捉えられず。お互い決め手を欠いた前半は0-0で終了し、ハーフタイムを迎えた。



 川澄と宮間のポジションを入れ替えた後半、日本は立ち上がりから攻勢を仕掛ける。そして51分、ついに均衡が破れる。宮間の左CKを二アサイドに走り込んだ澤がヘッドで流し込み、日本が待望の先制点を挙げた。



 その後も宮間が巧みなゲームメークを見せ、左サイドから川澄がチャンスを作るものの、フィニッシュの精度が悪く、追加点には至らない。主導権を握りながらなかなか突き放せない日本は、徐々にリズムを崩していく。そして80分、相手右サイドからのクロスが中島依美の腕に当たり、PKを取られると、これをリー・ドンニャに決められ、日本は同点に追いつかれてしまう。日本はヨルダン戦で2得点を挙げた吉良知夏と木龍七瀬を投入し、勝ち越しを狙うが、得点できず。試合は1-1のまま延長戦に突入した。



 総力戦の様相を呈した延長戦は、お互いが攻め合うオープンな展開となる。疲労が出てきた日本は、中国のスピードある攻撃に苦しめられるが、なんとか水際で防ぐ。延長後半5分には菅澤優衣香を投入。勝負を懸けると、PK戦突入と思われた延長後半終了間際、宮間の左CKから岩清水がヘディングシュートでたたき込み、日本が土壇場で勝ち越しに成功。このまま日本が2-1で劇的な勝利を収め、決勝進出を果たした。



GK:1 福元美穂

DF:3 岩清水梓、2 有吉佐織、19 宇津木瑠美、20 川村優理

MF:8 宮間あや(Cap)、6 阪口夢穂、10 澤穂希→11 吉良知夏(後半39分)、12 中島依美→14 木龍七瀬(後半43分)→15 菅澤優衣香(延長後半5分)

FW:9 川澄奈穂美、13 高瀬愛実



サブ

GK:18 海堀あゆみ、21 山根恵里奈

DF:4 小原由梨愛、5 上尾野辺めぐみ、22 乗松瑠華

MF:16 猶本光、24 杉田亜未

FW:7 丸山桂里奈、25 後藤三知