メジャーリーグで活躍した野茂英雄氏と田口壮氏が26日、東京・国立競技場で行われた「MLBチャリティーリレーマラソン at 国立競技場 Presented by ローソンチケット」に参加した。野茂氏は「走る時やメジャーリーグを見る時など、被災地のことを思い出して考えて下さい」と復興支援活動の継続を呼びかけた。また、オリックス時代の1995年に阪神大震災を経験している田口氏は「東北で大震災があり、いろいろやっていますが、阪神大震災を経験している身としては風化することが一番怖いです。何かあるたびに、日本のことを考えていただければと思います」と訴えた。
このほか2人はメジャーリーグに憧れたきっかけや、現役時代のエピソードを披露。野茂氏は参加者の「フォークボールの握りを見せてほしい」という要望に対し、惜しげもなく決め球の握りを公開し大きな拍手を浴びた。また田口氏は「1回だけ日本で野茂さんと対戦して3球三振でした。最後の球はベースの前で落ちるフォークボール。正直言って、野球盤の消える魔球です。言ってみたら野球界では反則です。ゲームの世界ですよ!」とその威力を語った。
「異国の生活で苦労したことは?」という質問に野茂氏は「英語が苦手だったので、トラブルが起きた時に不便でした。車の運転時にも、事故を起こさないようにしていました」と全米を沸かしたトルネード旋風の影に隠れた秘話を紹介。田口氏は体調を整えるべく簡単な足つぼマッサージを行っていたことを明かし、外国人選手に施すと彼らがその痛みにもん絶したと語り、会場の笑いを誘った。
今回のイベントは改装前の国立競技場を一般ランナーが走る最後のイベントで、約3000人が来場。2人も日米の次世代のリーダーの育成を目指す官民パートナーシップ“TOMODACHIイニシアチブ”に参加する学生らとともにランニングを楽しんだ。会場では、野球の体験イベントも行われ、2人は抽選で選ばれた参加者とともにゲームに挑戦。メジャーリーガーの打撃、投球を披露する一幕もあった。
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