ウルトラマンのキャラクターをまちづくりに活用している小田急線の祖師ケ谷大蔵駅前(東京都世田谷区)の商店街に、ウルトラマンタロウをデザインした街路灯が完成し、13日に駅前広場で完成式典が開かれた。隣接する商店街にはウルトラマン、ウルトラセブン、バルタン星人をデザインした街路灯が設置されており、これで約2キロに及ぶ3商店街の沿道全体を、約180基の「ウルトラマン街路灯」が見守ることになった。
六角形の目がライトとなり、夜を照らす。ライトの後ろには金属板で2本の角が取り付けられた。ウルトラマンタロウの特徴が忠実に表現されたLED製の街路灯が、祖師ケ谷大蔵駅北口の祖師谷商店街に並んだ。
約1キロの商店街に82基。柱はウルトラマンカラーの赤と銀に塗られている。商店街が約6000万円をかけて設置。数あるウルトラマンシリーズのキャラクターの中からタロウを選んだ理由は、商店街関係者から「角のあるデザインが一番かっこいい」との声が多かったからだという。
式典では同商店街振興会の石川征男理事長が「地球を守るウルトラマンに、地域の安全、安心を照らす役割を果たしてほしい」とあいさつ。タロウのほかにウルトラマン、ウルトラの父、母も登場して完成を祝った。
祖師谷は、ウルトラマンシリーズを生んだ円谷プロダクションの創業地ということもあり、世田谷区が中心となり、2005年に円谷プロの協力を得てウルトラマンによるまちづくりに着手。隣接する祖師谷、祖師谷みなみ、祖師谷昇進会の3商店街が連携し「ウルトラマン商店街」として地域おこしを進めてきた。
09年に祖師谷みなみがウルトラマンとバルタン星人、10年には祖師谷昇進会がウルトラマンとウルトラセブンの街路灯を設置した。そして今回、中央に位置する祖師谷商店街がタロウの街路灯を設置したことで、全長約2キロの商店街が、計約180基のウルトラマンシリーズの街路灯でつながった。
『ウルトラマンの街』の完成に、石川理事長は「LEDの明るい照明は、防犯にも役立つ。防犯だけではなく、集客にもつながってくれるといい」と期待を表した。
◆ウルトラマン商店街
2005年に小田急線の祖師ケ谷大蔵駅の南北につながる祖師谷昇進会、祖師谷、祖師谷みなみの3商店街が連携して誕生。南北約2キロに約250店舗が並ぶ。とんねるずの木梨憲武の父、作三さんが経営する「木梨サイクル」は、祖師谷商店街にある。祖師ケ谷大蔵駅前にはモニュメントやウルトラマン像が設置されている。3つある商店街の入り口には、それぞれウルトラマン、ゾフィー、ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン)の飛ぶ姿をあしらったアーチがある。7月に「ウルトラサマーフェスタ」と銘打ったイベントが開催される。
◆ウルトラシリーズ
「仮面ライダーシリーズ」「スーパー戦隊シリーズ」と並ぶ日本の代表的な空想特撮シリーズ。1966年の「ウルトラQ」から、現在放送中の「新ウルトラマン列伝」(テレビ東京系)まで、20作を超えるテレビシリーズや40作を超える劇場版が制作されている。昨年、「最も派生テレビシリーズが作られたテレビ番組」として、ギネス世界記録に認定された。
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