今夏(6~8月)の気温35度以上の「猛暑日」数が福島県会津若松市や盛岡市など5地点で過去最多を更新したことが3日、気象庁のまとめで分かった。最多タイも埼玉県熊谷市など4地点に上った。一方、8月の東北地方の太平洋側は観測史上最少の降水量となった。局地的な大雨「ゲリラ豪雨」の発生回数や沖縄、鹿児島・奄美の降水量も最多と、列島は記録ずくめの夏を経験した。
気象庁によると、今夏は太平洋高気圧が本州付近に張り出し、暑さのピークが7月中旬の後半▽7月下旬~8月上旬▽8月後半-と3回発生した。
平均気温は平年と比べ、北陸は1・0度▽東北0・8度▽関東甲信は0・6度-高かった。8月後半の猛暑は現在も続いており、北日本の8月下旬の平均気温は記録的猛暑だった平成22年を上回った。
猛暑日数を更新した5地点は東北地方と西日本日本海側に集中、会津若松市は18日、盛岡市は5日だった。最多は兵庫県豊岡市の32日で、熊谷市の31日と続き、ともに最多タイ。降水量は大幅に減少し、平年比で北日本79%、東日本85%、8月の東北地方太平洋側は23%だった。
一方で、ゲリラ豪雨は梅雨期間中の6月中旬から7月中旬まで九州、四国を中心に発生。国内のアメダス1千地点当たりの回数でみると、1時間に50ミリ以上のゲリラ豪雨は、昭和63年の173回を上回る185回となった。さらに台風の影響を受けた沖縄、奄美の降水量は平年比167%で昭和21年以降で最多となった。
気象庁は今後2週間程度の天候について、東、西日本では暑さは少し収まるが、北日本では気温の高い状態が続き、降雨も局地的で、「渇水は解消されないだろう」としている。
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