広島、長崎への原爆投下を命じた1945年当時のトルーマン米大統領の孫で、元ジャーナリストのクリフトン・トルーマン・ダニエルさん(55)が4日、初めて広島市中区の平和記念公園を訪問。「若い頃から核兵器はいけないことだと思っていた。この場にいることで、その思いが強くなった」と語った。6日に広島で、9日に長崎で行われる平和式典に出席する。
ダニエルさんは2010年5月、広島で被爆し、白血病のため12歳で亡くなった佐々木禎子さんの兄、雅弘さん(71)=福岡県那珂川町=とニューヨークで面会。「遺恨を乗り越え、思いやりの心を共有することで、戦争のない平和な世界ができる」という雅弘さんの熱い思いに打たれ、広島訪問を約束していた。今回は、雅弘さんが理事長を務めるNPO法人「SADAKO LEGACY(サダコレガシー)」の招きに応じた。
この日朝、ダニエルさんは禎子さんをモデルに、平和記念公園内に建立されている「原爆の子の像」の前で、雅弘さんや禎子さんのおいの祐滋さん(42)と再会。鐘をともに鳴らし、「勇敢で心優しい少女の像は感慨深い。(雅弘さんらが)世界平和を発信していることに敬意を表する」と述べた。
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