ロンドン五輪第7日(2日)テニス男子シングルスの準々決勝で敗れた錦織は「今はやっぱり悔しいけど、うれしい気持ちもある」と話した。
1920年アントワープ五輪で熊谷一弥が日本五輪史上初メダルとなる銀を取って以来のベスト4には届かなかったが、今後に確かな手応えも残した。終盤の粘りこそ、「日本を背負って戦う思いが強い」という4年に1度の舞台で見せた成長の軌跡だった。
世界ランク9位のデルポトロにストレート負けを喫したとはいえ、第2セットはタイブレークに持ち込み、1-4から3連続ポイントで追い付いた。3回戦で同5位のフェレールを破ったのに続く快進撃とはいかなかったが、聖地の観客を大いにわかせた。
4年前は世界ランクも低く、推薦での出場。今大会は多くのトップ選手が出場する中で日本勢88年ぶりの8強に食い込んだ。1回戦で散った前回と比べ、22歳は「自信がついてきているのを感じる」と言い切った。
「4年後はまだ考えられないが、もっともっと強くなってメダルを狙える力をつけていきたい」。日本のエースは次の4年でさらなる進化を目指す。(田中充)
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