【少年野球~社会人野球】 アップジョニー黒木の魂のエース育成プログラムアップ


<プロが絶賛する大阪桐蔭の優勝投手は身長197センチ>



 甲子園を湧かせた“巨人”はどうなるのか。

 大阪桐蔭の初優勝で幕を閉じた選抜高校野球。エースの藤浪晋太郎(3年)はこの日(4日)の決勝戦でも最速150キロの速球を中心に3失点の完投勝利を挙げ、「ドラ1間違いなし」とプロからの評価を上げた。身長197センチの超大型右腕。スカウトが絶賛するのもムリはないが、一方でプロにはこんなジンクスがある。

 長身投手は大成しない――。

 例えば、「ジャンボ」の異名があった横浜商の宮城弘明(193センチ、ヤクルト)、「ツインタワー」と称された天理の南竜次(193センチ、日本ハム)、谷口功一(191センチ、巨人)らが話題を呼んだが、いずれもプロでは1勝もできないまま引退。巨人に在籍した209センチのジャイアント馬場も5年間のプロ野球生活で0勝1敗という記録を残したのみだった。

 巨人をはじめ、多くの野球選手にトレーニング指導したことのある浜松大学健康プロデュース学部教授の田中誠一氏がこう言う。

「本来、投手は体が大きければ大きいほど有利なはずです。しかし、必ずしもそうなっていないのは、選手個々に適した練習をしていないから。人間の頭部というのは、体重比でおよそ7.5~8%の重さがある。身長が高い投手はそれを支えるための抗重力筋(広背筋や腹筋群、大臀筋などの総称)を鍛えないと、バランスが悪くケガのしやすい体になってしまいます。しかし、これは日本のスポーツ全体に言えることですが、チームスポーツはみんな一緒という練習が多い。学校体育ならそれでもいいかもしれませんが、スポーツは競技者一人一人に適したトレーニングをしなければいけないのです」



<成功といえるのはダルくらい>



 本来なら利点になるはずの高身長が、前近代的な中学、高校の指導、練習法では逆にマイナスになってしまうのだ。

 現在、日本のプロ野球に17人いる190センチ以上の日本人投手の中で、最も実績を残しているのが通算54勝のソフトバンクの新垣(190センチ)。しかし、昨季までは下半身のケガに泣かされてきた。実際に大成したといえるのは、それこそダルビッシュ(195センチ、レンジャーズ)くらいのものである。

「ダルビッシュが東北高校3年の時に指導したことがある。彼の体が大きいことを配慮した上で、基礎練習を教えました」(田中氏)

 ダルビッシュはイラン人と日本人のハーフ。肉体的に他の日本人長身選手と同列に扱えないところもある。プロのスカウトが「今大会のナンバーワン投手」と口を揃える花巻東(岩手)の大谷翔平(3年)も193センチの長身。2人のプロ入り後が心配だ。



(日刊ゲンダイ2012年4月5日掲載)

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引用:ノッポ投手はなぜダメか