
サムスン電子は2012年3月28日、Androidスマートフォンの新製品「GALAXY Note SC-05D」を発表した。一般的なスマートフォンよりもひとまわり大きな5.3型の大型有機ELパネル(解像度は1280×800ドット)を搭載し、HD画質の動画がそのまま表示できるのが特徴。「Sペン」と呼ばれる付属のタッチペンを使った操作に対応し、ペンで囲った部分の画像を切り取ったり、手書きのメモを取ることも可能。各社のスマートフォンにはないペン操作の利便性を訴求し、手早くメモを取りたいビジネスマンや若年層の取り込みを狙う。
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キャリアはNTTドコモで、LTE通信のXi(クロッシィ)に対応する。2012年4月6日発売予定で、2012年3月29日から事前予約を受け付ける。
シンプルなジェスチャーで、メモアプリがワンタッチで呼び出せる
タッチパネルは一般的なスマートフォンと同じ静電容量式だが、「Sペン」と呼ばれる付属のタッチペンでの操作に対応したのがポイント。指先での操作も可能だが、Sペン以外のスタイラスペンは利用できない。Sペンは、ペンタブレットで高いシェアを誇るワコムと共同開発した。
ペンにより利用できる機能は多彩だ。急いでメモを取りたくなった場合、Sペンの側面にあるボタンを押した状態で画面を素早く2回連続でタップすることで、どのような画面からでもすぐにメモソフト「Sメモライト」が呼び出せる。表示した画面を保存したい場合は、Sペンのボタンを押しながら画面を長押しすることで画面キャプチャーを撮ることも可能。ペンで囲んだ部分を切り取り、別のソフトに張り付ける機能もある。
プリインストールされる「7notes with mazec」は、日本語の手書き入力に対応したメモソフト。従来の手書き文字認識は、文字を一定の大きさでていねいに書かなければならなかったが、7notes with mazecは文字の大きさがバラバラでも柔軟に対応できるしたという。とりあえず手書きでざっとメモしておき、あとでまとめて文字認識してテキスト化することも可能だ。
CPUは1.5GHzのデュアルコア。ゆとりのある本体サイズを生かし、バッテリーは2500mAhの大容量タイプを搭載した。同社のXi対応スマホ「GALAXY S II LTE SC-04D」は1850mAhなので、長時間駆動が期待できる。日本向け機能はワンセグ機能を搭載するが、おサイフケータイや赤外線通信機能は備えない。
サムスン電子ジャパンの石井圭介氏は、「ほとんどの人はスマートフォンやタブレット端末を持っているにもかかわらず、ふだん紙のノートとペンも携帯している。人間にとって、ノートとペンは直感的に扱える重要な存在なのだ。アナログとデジタルが融合したSペンを備えるGALAXY Noteで、生活がもっと便利になるだろう」と語った。
(文/磯 修=日経トレンディネット)
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引用:サムスン「GALAXY Note」発表、大画面とペン操作で利便性を向上
