Domaine Michele & Patrice Rion Nuits St Georges 1er Cru Clos des Argillieres2003
飲んだ日:2009年5月5-6日
インポーター:ヴァンパッシオン
これも今回江口さんのところで購入したワイン。
これがGWの目玉にしようと「1万円くらいのを一本」といったところ、
江口さんが薦めてくれたもの。
一級で1万円は高いなぁ、と思いつつ、東京に帰ってからネットで調べてみたら
なんと05は1万円台後半になってます。。
うう、値上げし過ぎじゃ。。
ちょっと冷蔵庫で冷えていたんで最初は香りも弱かったけど、
時間がたつと黒果実の香りがむわぁ~と上がってきます。
飲んでみると、03の灼けた感じは一切ないけど、やはり甘味が強い。
でも後に残らない甘味。
黒果実。
華やかさはなく、重心が低く厚みがある味わい。
タンニンとかは感じないけど、これ、もっと先に開けた方が良かったかな。
まだまだ先がありつつ、今も飲めるって感じ。
もともとの造りがそうなのか、03ゆえなのかはわかりませんが、
濃くて甘味が強いブルゴーニュですね。
自分の好みではないけれど、美味しい良いワインじゃないでしょうか。
濃いブル好きの母は「美味か!」とご満悦だし。
04とかであと3~4年たったものを飲んでみたいな。
でも自分じゃ買わないかな。高いし。
誰か飲ませてくれないかな
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うなぎのせいろ蒸しによくあいましたよ
![ニコニコ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
柳川名物なんだけど、なぜか島原のお寿司屋さんにも結構あります。
何故だ?
と、アップしたところ、京都の某N酒店のご主人からこのワインについての詳しいコメントをいただきました。とても勉強になるコメントでしたので、こちらの方に転記させていただきます。
う~ん、いつかはこんなレベルの記事を書いてみたいもんですなぁ。。
(許可とらずにすみません、西村さん。メール出してもお返事こないと思ったもので勝手に本文に載せちゃいました
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コメントありがとうございました!)
まさぞうさんへ
懐かしいワインを飲んでおられたので書き込みをしました。
パトリス・リヨンは02、03、04、05、06と現地で試飲する機会があったので、
>もともとの造りがそうなのか、03ゆえなのかはわかりませんが
差し出がましいとは思いましたが、よければ参考にして下さい。
独立して間もない2002から彼の作風は現在にいたるまで殆ど一貫しています。
やや酸の仕上げが平坦で甘味が強く、タンニンが細かく、暑い、寒いと言った天候要素をあんまり感じさせません。変わるのは乳酸の量とちょっと細いなぁ04、06って程度です。
03年は他の生産者と同じく、輪郭が解けて、黒から赤へ変化しつつある最近だと思います。
が、やはり基本構成している酒精が弱く、全く長期熟成に向かないと僕は判断しています。
今から2年ぐらいが一番親しみ易いのではないのでしょうか?業務用でも今03をグラスワインで使われているお客様も多いです。僕的には一気に果実が褐色化してしまう気もします。大量の澱と共に。
探すべきは当然ながら02の印象が最も良く、ニュイサンジョルジュが狙い目です。
幅広くアペラシオンを醸造していますが、バランスも良く、平坦だけども奥行を感じます。
高いのは高いのですが、彼のリリース価格からすれば「僕自身が見ててそんなんなん?」ってなりました。ちょっと勉強した気分です。
西村