エリタージュでランチ。 | ワインの時間

ワインの時間

おもに週末に飲んだ(週末しかのまない?)ワインのことを記録がわりに書いていきます。
子供が生まれてから更新が滞りがちです。そしてもはや高いワインは買えませんので、高級ワインやレアワインは滅多にでてきません(^^ゞ



日曜日の朝早くから実家の用事を済ませ、クルマで諫早(実家から1時間くらい)にある親戚の家へ。
お昼前に終わったので、母の強い要望もありニコニコハウステンボスのエリタージュへランチを食べにいきました。

往々にして観光客中心のアミューズメント施設にあるレストランは値段ばかり高くて大したことないのですが、ここエリタージュは違います。
アランシャペルの最後の弟子といわれる上柿元勝氏が名誉総料理長を勤め、現料理長の佐々木康二氏は10年以上前から上柿元氏のもとで修行した方で、今年のボキューズ・ドール・アジア大会で優勝し来年1月にフランスで行われるボキューズ・ドール国際コンクール本選へ日本代表として参加するほどの方。
地元の素材をふんだんに使った料理は、野菜と魚介類を中心にしたあっさりしつつ滋養深い、素晴しいものです。
また、ホールの装飾、スタッフの方のホスピタリティ、そしてワインの素晴しい品揃えとCPなど、料理以外の要素も完璧ではないでしょうか。
正直、東京でもこのレベルのグランメゾンにはなかなか出会えるものではないと思います。
と、まるでハウステンボスの広報のように褒めまくってますがニコニコ別に地元だから宣伝しているわけではありません。
いや、本当に素晴しいので、長崎に来られることがあれば無理してでも是非一度ご来店を。
三ツ星クラスにも関わらず、そこは長崎。当日でも大抵予約可能です(特にランチ)ニコニコ

前置きが長くなりましたが、本日は3つのランチコースの中から「Le Soleil」を御願いしました。
私はクルマなのでお水でしょぼん、母はグラスでブルゴーニュを御願いしました。
グラスの赤はこちら。


Domaine Rene Leclere Gevrey Chambertin2005

香りだけ嗅ぎましたが汗05らしい厚みがある黒果実の香りでした。

アミューズから料理がスタート。

ほろほろ鳥を使ったもの(料理の名前は失念。。)。
ほろほろ鳥は今が美味しい時期らしいですね。

前菜

鹿児島産黒豚とフォアグラのテリーヌ ジュレと季節の野菜添え

テリーヌは臭みもしつこさもまるでなく、思ったよりさっぱりしていて今の季節によくあいます。
しかしこのお皿は絶対ブル赤にぴったりだったよなぁ~。
まあ、お水でも美味しかったんですけどね。。

スープ

五島灘産魚介類とフヌイユのスープ サフランの香り

ブイヤベースのアレンジですね。魚介類のお出しがものすごく凝縮しています。
そして下手すればしつこくなりすぎる所をサフランとフヌイユがうまくスイープしている感じです。
ああ、美味しラブラブ
ちなみにフヌイユとは茴香(ういきょう)のフランス語だとか。

お魚

佐世保魚市で水揚げされた天然鯛とほうれん草、トマトのショーソン プロヴァンス風

このソースは絶品!パイ包みはあまり得意ではないのですが、このお皿は良かったです。
ソースは最後までパンでさらいましたニコニコ


お肉

オーストラリア産仔牛ホホ肉とブレゼ マスタード風味 愛野産ポテトのピューレとエシャロットのコンフィ添え

ああ、ワインが欲しいですあせる
お肉はほろほろで美味しかったけど、ちょっとだけパサついてたかな?

デセールはワゴンサービス。
写真撮り忘れましたが、マンゴーシャーベットとココナッツミルクのアイスクリームもいただきました。
ちなみにこちらのバニラアイスは本物です(今回はなかったですが)。

生姜が効いたガトーショコラ、さくらんぼ、ブルーベリー。

コーヒーのお供の小菓子。


私も母も大満足でしたニコニコ
帰りにお盆に帰省した時のディナーと、その時にお願いするブルゴーニュを予約。

私はエリタージュとの出会いによって、食に対する考え方や嗜好まで変わってしまいました。
いずれはなかなか伺えなくなるのでしょう。
それだけに今可能な限り、この素晴しい体験を味わいたいと思います。
できることなら一生通いたい、そう思わせてくれるグランメゾンです。