「コカイン・ベア」 | 定年後の風景

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2023年米国作をアマプラ425作目となります。題名の通り、偶然コカインを食べた大熊が、ハイになって暴れまくり、人を襲って喰ってスプラッターするコメディ映画でおました。切れが悪く、のんびり、もやっとしたテンポで展開し、とても米国映画とは思えないタッチでおました。

 

どう見ても、米国以外の製作と思いましたよ。のんびり展開しますが、大いにスプラッターでもあるので、決して子供向きではございませんでした。但しCGと思しき大熊はよく出来てて、この面の発達は目を見張るものがある良い出来でおました。だから見続けたのもあります。

 

子供が二人、男女友人で出て来てましたが、決して熊に襲われてバラバラになると言うことはありませんからご安心してくだされ。子供に不必要な残虐場面は禁止されてる筈で、多分見た事ないし不快で吐く人が出て来ると思いました。大人はどんなに殺られても大概平気なんですけどね。

 

まあお化け屋敷と同じで、安全に恐い物見たさが映画の原理でおます。要は、何やら森の中でギャングの誰かがコカイン満杯入ったバッグを落として、それを大熊が拾って、パクパク食って、無茶ハイで凶暴になって、誰でもかんでも襲って殺して食いよるだけの話です。

 

子供も襲われましたが、逃げ切ってました。その前に友達二人の子供が、先にこのコカインバッグを見つけて、食って見ようと口に頬ばりますが、ゲッ不味いと吐き出して、ハイにはなってませんでした。州によったらこの辺が問題なりそうですが、ひょっとしてこれはコカインが合法の州で撮られたのかも知れません。まあ公開は全米なんですけどね。

 

コカインを食べてる場面は、映画で見たこと無い気がするんですけどね。確か粉を鼻から吸ってたんでは無かったでしたっけ。よく知りませんし、どんな味かも聞いたこと無いですね。苦そうですが。熊はハイ気分が止められ無くて、食い続けたでしょうか。

 

珍しく何故かWikiがあり、有名なんでしょうか。それともマニアが居るのでしょうか。Wiki見ると女性監督でした。女性てこう言うの作らせると、割と残虐平気なんですよね。まあ出て来るのは、足千切れたりが2回出て来て、あとは首が食い千切られたり、さらには指撃たれて離れた2本が千切れてのがひつこく出てました。

 

離れた指が銃で撃たれて千切れるのも変やろうと、結構地味なギャグは満載でしたよ。これはコメディかも知れず、この混ざり具合が一種中途半端だったでしょうか。この監督は製作もしていて、こう言うのを作りたかったんですねえ。美人で女優してます。

 

熊が投棄コカインを食って、死んだ実話があったと書いてます。う~ん微妙な味がするんでしょうか。よほど空腹だったか。まあ大体登場人物全員10人くらいは、熊に噛み殺されてました。身体は血だらけバラバラで、何故か足がよく飛んで来ます。

 

ギャング、住人、観光カップル、刑事、森林警備隊女性、ハンターなど色々です。因みに女性森林警備隊は大口径の回転銃持って撃ってましたが、熊には有効で無かったか、外れたかです。ギャングの一人も、ベレッタの9ミリ撃ってましたが、大型動物向けではありません。主に都市向けです。

 

最後の決め手は、ヤクはどうなった?とギャングの大御所ボスが、スコープ付ライフル持って出て来て、これは大熊に威力発揮してました。結局それでもワルは全員熊に食われ、最後に暗い洞窟で小熊、大熊と決戦して、小熊2匹を助けて親母熊は死んでたと思います。

 

子供二人と娘を探しに来た母親が助かったと思います。ヤクの残りを住人一人が拾って、ヤギを運ぶトラックに乗せてましたが、ヤギの居る荷台から出して、運転席に置き直して終わってました。ちゃんと今度はコカインヤギが暴れる続編の準備はしてました。

 

まあ途中、細かい、割とダレるギャグを連発するので見るのをやめると言うことは無かったです。それにしても、あのよく出来たCG熊は気になりますな。アニマとか着ぐるみ混ぜてるんでしょうか。まあ動かないところは巨大な人形と思いましたが。また口から血を垂らすことも無かったですな。ヤクを熊に食われたギャングも自分の命危ないので、食うなと叫ぶのは分ります。

 

監督製作のエリザベス・バンクスは、著名作に多数出演活躍してて、有名だったですね。多分顔見たら気づくと思います。だからWikiあったし製作費も集められたですね。撮影時49才で業界ベテランだったですね。子供を助けに追う母親役で出演してもよかったと思うのですが、忙しかったか、内容だけで勝負したかったでしょうか。結構成功したように思いますがどうでしょうか。予告見るとそう思いますけどね。