２０２１年米国作をアマプラ４０７作目となります。知りませんでしたが、かなり有名本格サスペンスアクション作だったようです。物凄いアクションとガンマニアチックでびっくりしますが、サスペンスものの売りでもあり、ストーリーは複雑に捻ってあり、不得意分野となります。
因縁の女殺し屋の話で、キレッキレッのアクションしてくれてて、監督は相当のガンマニアで、ガンの型名や描写もこれでもかと出て来て、見てる方もニヤニヤすること仕切りでした。００７のような感じで、超マニアック原作がありそうでしたが、映画原作のようでした。
東洋系の細身女性が超人無敵のアクション見せて、本人もやってるようですが、殆どは専属スタントマンが演じてるようでした。マイケル・キートン、サミュエル・ジャクソンなど錚々たる面々が出演してる本格作でした。主演はマギー・Qと言う香港女優でした。写真だけ見ると菊池凜子だと思いましたよ。
まあ哀しい生い立ちを持つ女性が、図らずも望まずも、無敵の女殺し屋として育ち、自分を助けて育ててくれた恩人の仇を討つために、自分も狙われながらも、不屈の意志と能力を以って、両親を惨殺した仇をも討つことになる、とそう言う話になると思います。
やたら知名拳銃が出て来て、ライフル類は殆ど出て来なかったでしょうか。自分もあまり詳しく無い現代銃でしたが、ちゃんと最新流行りの優秀コンパクトガンを使ってて感心します。
（以下ネタバレします）３０年前ベトナムで家族もろとも悪軍団に皆殺しにされ、しかし子供だった主役少女は監禁されてましたが、間抜け監視手下がベレッタＭ９３Ｒを少女の目の前で分解組立して出て行き、戻って来ると分解してたもう１丁の９３Ｒが机上から無くなってます。
なので少女をふと見ると、既に少女は銃を組み立てて、銃口はこちらを向いてました。当然すぐに３発バーストで銃は発射され、監視ワルは即死にして、そのあと少女はすぐに檻の外へ出て、残りの手下どもを、全員バースト発射でシバキ撃ち殺し、映画は始まります。
両親は少女の前で、そ奴らのボスに父親は頭をバーストで撃たれ、母親は斬首されてわざわざ少女の前に手に下げて持って来られてました。まあなので、この時に既に少女の心はキレて壊れてて、その後無敵の殺し屋として暗黒世界を生き抜くこととなるのでした。
サミュエル・ジャクソンがワルどもを成敗に駆けつけましたが、そこにには全滅した軍団と、Ｍ９３Ｒを手にする少女が居て、彼女はサミュエルをも撃ちましたが既に弾切れでサミュエルに助けられ、育てられました。
少女は殺し屋に成長してマギー・Qとなり、古書屋を営みながら、今は逆に余命短い病症のジャクソンの面倒を看ているのでした。するとある殺し屋の捜査を命じられたマギーが、捜査に入ると、忽ちサミュエルは襲われて、自宅で顔をショットガンで撃たれて惨殺されて、今度はこのサミュエルの仇を討ちにベトナムへと戻ることになります。
するとそこにはサムを殺した宿敵殺し屋と、そのボスが居り、お互いを知って死闘を繰り広げつつ、ベッドを共にしたり、お互い狂気の関係を持ちますが、遂にはマギーはボス軍団に捕まって、脱出不能の拷問されるものの、それでもマギーは瀕死になりながらも、ワル手下らを皆殺しにして脱出します。
しかしやっぱり最終手段の宿敵のキートンが追って来て、まだ生きてたかと、工場の２階で最終決闘して、マギーは生きて建物を出て来ましたが、キートンは死んだかは分らず、続編があったら出て来るのだと思いました。
尚、ラスボスは死んだと思ってたサムが生きており、ボスの前に現れたサムは、お前には大事なプレゼントがあると、しこたま爆薬の詰まった大きな箱を手渡し、二人して自爆爆殺してボスを殺していたのでした。
ボスは散々悪事を働いた揚句、ダナンで偽善家としてのし上がって来てたのでした。尚、幾多の名銃が登場しますが、初対面したマギーとキートンが、高級レストランでお互いテーブルの下で、拳銃向け合って、それぞれが撃鉄起こすと、その作動音だけで、お互い銃を聞き分けてたのは、まあ映画史上でも初めてだったでしょうか。
そこで装弾数９発と言ってたので、あ、小型のコンバクトガン使ってると分り、ガンファンはニヤけます。十何発の装弾数のガンは大きく重くて、公用以外は携行しないでしょう。そもそも殺し屋は銃撃戦したらもう失敗してます。
この時は、お互いの銃は、H＆K USPコンパクトとシグＰ２２６と思われます。男のシグの方はフルタイプの方でしたので、女は「それ強いのよね」と言ってます。警察が持つような１５連発でしたかね。
女性は大体、ジョディフォスターもピカイチのコンパクトガンを使ってますね。好みや趣味が分ります。ペギーの横顔はふと綾瀬はるか似でもありました。綾瀬も結構ガンアクションします。
