「エクソダス 神と王」 | 定年後の風景

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2014年米国作をアマプラ382作目となります。前作の「300」とか見ると、お勧めに歴史もの聖書ものが並んで来て見ることになります。本作は恐らく聖書そのものを映画化しており、これ以上詳しく書けないのが苦しいところです。

 

聖書は読んだことが無く、恐らく内容知ったのは、逆に映画からだけだと思いますよ。キリスト教自体にあまり関心や興味が無いと言うものの、このそのあれですわ、今や世界を支配する西欧民族の主たる宗教でおますから、これを知らんと言う訳にも行かず、止む無く知識は吸収しておきたいとそれだけの意識だけですね。

 

それでまあなので、これまでもどれだけ多くの聖書ものの映画が作られて来たかですね。それもあれですわ、世界に栄華を誇る我らが西欧文明の主となす宗教映画でっさかいに、そらもうあんた製作国の金力財力国力の限りを尽くしたものを作りますわな。

 

そして本作も、それはもう力入れてよく出来ており、これはもう21世紀に作られた聖書ものの代表作たる威厳と迫力を持ってるものと思いましたよ。キリスト教徒では無いので、その有難味は分りませんが、感動はします。まあ神と言うか、正義と言うか慈悲と言うか、残虐ですがよき話だと思います。

 

20世紀だと、チャールトン・ヘストンやユル・ブリンナーが出ているハリウッド超大作版の21世紀版でしょうか。超巨大セットは作られませんでしたが、超巨作のCGとロケで作られてると思います。超大掛かり高級光学特撮はCGと変わりました。

 

リドリー・スコット製作監督でクリスチャン・ベールがモーゼ役で主役してますから、これはアマプラで見つけたらすぐ見ますわな。当然聖書出典ですから、これはヘストン主演のかの「十戒」のリメイクに相当するとWiKiにも書いてます。

 

なので、絵面は違いますが、見たことあるような場面が当然出て来て、殆ど見て思い出す、忘れてた場面でしたけどね。なのでこれで思い出して来て、旧約聖書の出エジプト記に登場するモーゼの話となります。

 

紀元前のエジプトを舞台に、王家の養子として育てられた男モーゼがたどる数奇な運命と壮絶な戦いを描いてるそのまんまの話となります。しかしこれもよく知りませんが、聖書はもっと細かい話があり、原本の十戒でも、もっと細かい話と言うか、言い伝えがあるのだと思います。

 

映画版はこれでも、かなりのダイジェスト版ではないかと勝手に思ってるんですけどね。しかし気合い入って取り組んだ超大作は、21世紀のいつかに誰かが作った作品に相応しく、見がいがあり、大したスケール感があって、見事だと思いましたよ。見る甲斐は必ずあると思いましたよ。

 

(以下ネタバレします)ヘストンが崖に立って杖を上げると、大海が滝のように二つに割れるのではなく、津波の引き波のように、さあ~と海が引くリアルな表現になっており、どちらが聖書の表現に近いのかはよく分らないのでした。

 

まあ、あそこをどう表現するのかなあと思てましたけどね。なので、恐らく他の個所も大幅にリアル化現実化してるとは思いましたけどね。まあどちらにしろ、超自然神話の話ですから、どちらにしても人智を越えた話であることに違いはありません。

 

また超自然であるが故に、神話の有難味と存在意義があるのは、どこの国でも民族でも同じことです。嘘かほんまかも最早意味は無いのです。人々が崇め信じて救われるなら、何でもよいのが宗教の常識だからです。

 

と言うことで、聖書やキリスト教のことは殆ど知らないので、これ以上のことは何も書けず、WiKiやネット読んで、何か出て来たら書けることになります。なので聖書に詳しい守鍬さんが長シリーズで、聖書解説動画を続けてられる最新投稿に、ちょうど巡り会えたのでリンク挙げときます。

 

神がモーゼに、お前がエジプトから民を連れて行けと命令し、いやや何で何も知らん、出来んワシが民を連れて海渡らんなあかんねんと、ダダコネてて、それでも神の力で成し遂げる、なんとも意味深いとこら辺の話で、この短い動画見て聞くだけで、この大作映画のかなりな部分が分り易いのでした。

 

言わずと知れて、宗教は不平等に片棒担ぐ思想ですから、なんでそうなるのかは、信徒にしか分りません。昔東宝特撮で、ちゃんと「日本誕生」と言う、古事記を映画化してますが、今は神話は映画化せずに途絶えてますな。西欧では小作も含めて、これでもかと、ありがたやと作り続けてますが。

 

これ、今日本で古事記作ると、ヤクザか右翼かと言われるのはまだ続いてるのでしょうか。その国の出所となる神話伝説を敬ったらあかんのかい、と思い続けてるのでした。小学校では、一部は教科書に載って、文学として習いましたけどね。

 

本作は2時間半きっちりの大作尺に納め、これで製作費140億円興収265億円となって見応えあったのか利益は上がってるようでした。製作がそれらしい概算ですけどね。ヘストンとか監督のセシル・B・デミルの監督料とかは大分違う気がしますけどね。

 

まあファンのクリスチャン・ベールが大役で出るのは嬉しかったですけどね。西欧人らしい鋭いよい面構えしてると思いますよ。WiKiの残り読んでると、やっぱり海が自然現象で引き波だったのに抗議する人が居たらしいのが興味深くて、ネット情報が面白そうです。

 

いややっぱり偶然その時に引き波で、大海の潮が引いたのは、十分奇跡だと思い、映像的にも正しいと思いましたよ。あそこで海割れる大特撮したら、それまでの絵図とバランス崩れておかしいでしょう。スコットは正しいと思いますよ。

 

当時は海を割るのは大変で、それなりの見応えと感動あったと思いますが、今は余りに当たり前に出来ることなので、スコットは敢えて避けて、それが却って目立ってよかったと思いますよ。聖書原本にはそこまで詳しく書いてあったのでしょうか。うん、守鍬さんのその部分の解説探してみましょうか。