「ネイビーシールズ ローグ・ネイション」 | 定年後の風景

定年後の風景

定年後や病気のこといろいろ書いてます

 

2021年英国作をアマプラ371作目となります。アマプラ新作戦闘もので全編ワンカットと出たのですぐ見ました。少し落ち着き気味だったのは英国作だったですね。米国作だともう少し派手になります。1時間30分ほどを、連続ワンカットで撮ってます。

 

冒頭、飛行中のヘリから着陸して、そのまま地上へ行く辺は、ほんまかなとは思いますが、出来ないことは無いと思うものの、普通はデジタルで繋ぎますが、どうなんでしょうか。ま、三谷幸喜の大空港の戦闘版となります。

 

殆どは実銃発砲してますが、多分火薬はかなり弱装気味で、迫力はそれほどでも無かったですね。ちゃんと空薬莢が飛んでますが、何故か薬莢は小さい気がしましたよ。しかし22口径のM4とか主に使ってますから、それ以上の小口径は無いですけどね。

 

まあ強調して撮るかの、撮り方の気がしましたけどね。せっかく実発砲してるので、もっともっと強調して撮ればよいのに、これはワンカットで撮ったので、その余裕がなくて、かなり勿体ないことだったですね。

 

孤立した捕虜収容所があり、そこに女性尋問官が、数人の特殊部隊員を率いて、重要参考人を収容に来てると、そこにまさにその参考人を奪還しに、20人ほどのテロリスト集団が、トラックでゲートに突入して来て、護衛軍と女性とその護衛部隊が参考人を確保して、敵テロリストと激闘するとそう言う話となります。

 

普通のカット割撮影でも、それなりに撮れると思いますが、かなり凡庸なものとなり、物足りないものとなるでしょう。当然ヘリは、UH-1の実機が、2機は飛行してると思います。もう1基はセットかCGが地上で爆発炎上してます。

 

まあ、一番厄介なのは、負傷のメイクだったでしょうな。撃たれたりナイフで刺されると、血糊付けたり、血が吹き出したりのギミックが要ります。この辺を、巧妙に自分で血糊塗ったり、一瞬姿消してメイクスタップが一斉に負傷のメイクしてると思いますよ。

 

この辺は、カメ止めのメイキング見ると苦労がよく分ります。銃は持ち替えてないと思いますが、30発と言うのは、結構弾数撃てるものだと思いましたよ。俳優は皆髭囃して、どれも似た顔してて分りにくかったですな。テロリスト団のボスどももでした。

 

M4とAK47を主体に撃ちまくってくれて、動きもよく分りますが、迫力は今一でした。ナイフ格闘戦もかなりやって、これは俳優は大変だったと思いますよ。もしかしてこれが一番難しかったと思いました。

 

(以下ネタバレします)要は、この重要参考人のおっちゃんは、医療機器販売の実業家で、扱い品の医療用スキャナーの技術を応用して、密造されて出来た核を、既にワシントンに仕掛けられており、多分は既にテロリストは、現金か機密か、もしくはこの実業家の引き渡しを要求してるようです。

 

それも既に、制限時間切ってるようで、女性尋問官も、襲撃して来たテロリスト軍団も、時間を急いでます。知らないのは監禁された実業家だけでしょうか。ほんで要は、仕掛けられた核と言うのがほんとうかを尋問するために、女性尋問官を派遣して、特殊部隊とともに移送に来たようです。

 

おっちゃんは、最後までシラを切ってましたが、最後はテロリストと激闘の末に、遂にはほんまやと言って、救援に来たヘリに乗って、負傷した主役の隊長に連れられて、ヘリでワシントンに向かって行きました。

 

おっちゃんには、特殊部隊の言うこと聞くと、ワシントンに人質になってる奥さんと、生まれたばかりの赤ん坊を、もろとも殺すぞと脅されていたのでした。その写真を見せられて、遂には信じて言うこと聞いたのでした。

 

尚、女性は半ばに、立て籠もった司令部に、自爆テロ攻撃受けて、腹に大きな柱の角材が突き抜けて死んでました。実はこの自爆テロ攻撃場面の、一瞬に破壊された司令部と、全員死んだり負傷したりの大掛かりなメイクが、一番大変だったと思いますよ。

 

巧妙に場面をそらせて、破壊された司令部のセットや負傷メイクをしてたからです。帰りはさすがにヘリ込む場面までは、連続で撮影は難しく、遠くにヘリが飛行するのが見えるだけでした。

 

隊長に代わり、収容基地に残った副隊長が、金網にゆっくり腰を降ろしてタバコを1本吸って、救援部隊の声を遠くに聞くところで、映画は終わってます。ご苦労さんでした。でも撮影は、一発勝負で面白かったと思います。内容装備は米軍の話としてるようでした。画像検索してると続編があるようです。