「ランペイジ 巨獣大乱闘」 | 定年後の風景

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2018米国作を地上波録画見でした。CGも一段階レベル上がった感じするなあと思ってたらこれがほぼ最新に近いと考えたらよいでしょうか。ドウェイン・ジョンソン主演の無敵筋肉マン大活躍のSF巨獣もの巨作です。巨額かけて興収もよかったように思います。

 

続作公開記念のように思われましたがテレビでは特に謳ってなかったですね。ゲーム原作ということで邦題もそれ掛けてますね。スマブラですか。1986年作のゲームということでチラッと画像見てみたら2次元でピコピコ動き回るマリオのようなこんなだったですねえ。ある意味びっくりしました。

 

因みに任天堂スマブラは64用で1999年作でさらにその13年も前に遡りファミコン用だったようです。その頃はバンバンゲームしてましたが洋物は日本製に叶わなかった気がします。まあ洋物も移植すると海外製かどうかも分らなかったですが。

 

ワル兄妹の遺伝子操作会社が軌道実験室で失敗して凶暴巨大獣を生み出して宇宙船は破壊されてしまい地上に落下してサンプル遺伝子がジャングルにばら撒かれます。そのガス状遺伝子がそこらに居るワニやオオカミやさらにはドウェインらが手話教えてる高知能白ゴリラにも感染してそれぞれが徐々に巨大化凶暴化して街で暴れまくるの話となります。

 

このほぼ主役する白ゴリラのCG表現はそれはもう見事なもので近年の完成されたCGを見せてくれます。毛並や顔表情など素晴らしいものでたまにアニマトロニクス出て来ると毛並などチャチさ目立ってもう使えないですね。アップの眼の周りの表現などこれはもう人間かと思わせる見事さですね。

 

(以下ルタバレします)それで頑丈カプセルに入ってて無事な筈の遺伝子回収するためにワル兄妹は屈強傭兵を現地に送り込みますが当然のことながら巨獣オオカミやワニに喰われ千切られムチャムチャ殺やられて全滅してまいます。

 

まあ偶然遺伝子ガス浴びた狼と鰐は災難となり狼はムササビのような膜ついてまるで飛行するように長大ジャンプするようになり鰐はもう殆ど怪獣と化して戦って行きよるですね。ドウェンらの白ゴリラは性格表情凶暴になりますが姿形はそれほど化け物とはならず最後までドウェインと共に不死身の戦いして行きます。

 

まあワクチンで元に戻ると最後まで心優しいキングコングのイメージでしょうか。この遺伝子操作というのがどうも色んな動物の強みを遺伝子組込みすると突然巨大化凶暴化して実験失敗したようです。実験宇宙船ではネズミが巨大凶暴化してやられたとか言ってますね、

 

それでまあついに米軍も登場して巨獣らとドンバチ戦い多大な犠牲払いながらもついにドウェインと白ゴリラは拘束されて輸送機で輸送中に白ゴリラは暴れてドウェインらはパラシュート脱出し白ゴリラはとうとう輸送機とともに地面に墜落激突しますが白ゴリラは死なずに生き延びます。

 

傷は負いますが回復する不死身能力持ってるようです。米軍の5mmや20mm銃では堪えないようですがさすがに航空機の30mm砲では身を隠すなどダメージの芸細かいです。それでワル兄妹は巨獣達を呼び戻すために超高層会社ビルの屋上のアンテナから何やら低周波出します。

 

巨獣達は訳分らず超高ビル登って屋上に辿り着いて遮二無二にアンテナ壊しにかかりここにドウェインや心通じた白ゴリラも交えてスマブラ状態の激闘となりますがこのどさくさでワル姉はワクチン持ったまま白ゴリラに丸ごと喰われてまい弟はビル玄関から出た途端落ちてきた大瓦礫で血だらけ圧死してまいます。

 

これでもう続編には出ないことにあい成りました。それでまああとはビル群壊し倒しながら都心部で3匹大激闘となりドウェインのロケットランチャーも火を噴いて味方白ゴリラの活躍で強敵巨獣たちを全部いてもうたのでした。

 

しかし味方白ゴリラも相当の痛手受けてあわや死んだと見せかけて涙誘うと思いきやめでたく不死身に甦り皆してああよかったよかったと楽しめる映画なのでした。あのビル街での巨怪獣たちの死闘の中で互角に戦えるのはドウェインの巨躯だけでしょう。ワル姉に一発腹撃たれてましたが手で押さえながらも平気でした。負けてましぇん。

 

一部小さいドウェインはCGかもです。前半割と控えめなCGでおっこれはよいわいと気に入ってるとやはり山場は目一杯になってきてまあよく出来てましたがやはりやや諄くなりましたか。それでも前半後半とも相当CGも進んで来て模型アクションっぽく見えたりまあ完全に実物と区別がつかなかったりで見ごたえありました。

 

これからはこういう方向性で楽しむですかね。見せ場は思わず力入り過ぎて破片描写多過ぎて引きます。あそこまでソフトとCPU能力誇示しなくとももう少し地味に描けないものかなとしばし思うのでした。今回のVFXはWETAデジタルという会社がやっていていつものILMとは少し違う持ち味が好みに合うかもです。

 

これからのCGは模型っぽくする地味にするに尽きる気がしました。まあクリエーターや監督のセンスは大きいでしょうね。シンプルで面白く楽しめるよく出来た力の入った映画だとは思いました。思い切り金かかってます。米軍は巨獣倒すためにB2で巨大爆弾を投下するタイムリミットもありました。あまり関係無かった気がしますがまあ米軍も何か手を打たないといけないということだったでしょうか。