「皇居ランニングの問題がテレビで取り上げられた」
ちょっと前に皇居でのランニングが問題になっている、
と言うネットニュースについて書いた。
かなり昔から皇居はランナーのメッカで、
かく言う私も20代の頃にマラソンを習っていた時、
何度も走りに来ていた場所だ。
もっと言うと、皇居で開催されるラン大会に参加した事もある。
だが、現在、観光客である歩行者とトラブルになるケースが多発していて、
そろそろ皇居でのランを禁止すべきでは?と言う意見まで出て、
それをネットニュースが取り上げたと言う感じだった。
だが、今回は違う。
テレビが皇居で取材をして、
ニュースとして取り上げていたのである。
それもトラブルを中心として、
「危ない」「怖い」と言う歩行者の意見を多く採用していた。
ランナーの意見としては、
「一時的なブームで何でも禁止するのはおかしい」
と言うものがあった。
これ、何だかんだ言って、
テレビが取り上げて来たのは非常に大きいと思う。
しかも、ラン否定寄りの立場として、だ。
明らかに「禁止」と言う文字もあったので、
下手をすると今後、本当に禁止の方向で動いて行く可能性すらある。
今のところ千代田区は問題は認識しているけど、
禁止までは考えていないようだが、
これ、かなり危ない。
最近やたらと取り沙汰される富士登山の世界では、
増える五合目の観光客と登山者の問題が指摘され、
軽装登山者や弾丸登山者が大問題化し、
それに行政側も同調し、
とうとう非常に大きな規制が導入されている。
それはともかくとして。
今の日本の風潮は、
何でもかんでも禁止したがる傾向は明らかにある。
これを言ってはいけない、
これをやってはいけない、
と、どんどん禁止事項が増えている。
トラブルのある所には、先ずはネットで話題になり、
大きな問題が可視化されるとテレビが動き、
それがさらに大きくなり規制へと動いて行く。
皇居ランの世界では今、それが始まった。
同調するテレビ局が出て来たら、
非常に大きなブームとなり、
規制導入まではアッと言う間に動いてしまうだろう。
条例を作られたら一発アウトだ。
想像以上に割と簡単に何事も禁止出来てしまうため、
きちんと検証しないと危ない。
ちなみに前述の富士山の規制だが、
厳しい措置が取られているのだが、
(入山料4000円、軽装登山者や弾丸登山者をゲートで強制的に排除出来る)
実は規制導入から、死者も遭難者も減っていない怖い現実がある。
場合によると大幅に増えている可能性すらある。
(現時点では速報値)
皇居ランについても、
何が問題であり、どのような措置を講じるのかを、
キチンと精査しないと、富士登山のような、
何となく遭難は減っているんでしょ?感覚でいると、
とんでもない目に遭わされるかと。
規制問題は、私達の生活が、
楽になるのか窮屈になるのかの分かれ目となる。
安易な規制導入は危険なのだが。
世の中には規制大好きタイプが意外にも多く、
チャンスと見たら速攻で仕掛けて来るから要注意かと。
補足:富士登山の規制と遭難
当初、軽装登山者と弾丸登山者こそが悪いと考えられていた。
これは一見すると否定が難しい、もっともらしい意見だからだ。
だから、この2つを禁止出来れば富士登山は安全になるはず、と。
少なくとも遭難者は激減する、と。
だが、2022年辺りから始まった富士登山規制は、
今年はかなり完成された形になったのだが。
何と今年はむしろ死者も遭難者も増えている。
1.7倍に増加しているとの報道もある。
死者は暫定で8人。
これはかなり多い。
(警察庁統計と富士登山オフィシャルサイトなど)
正式な発表はまだだが、規制がほとんど効いてないのが明らかになりつつある。
