富士登山 富士山 山登り 登山 ハイキング トレッキング トレイルランニング トレラン | 東京・横浜物語

東京・横浜物語

西麻布に生まれ育ち、現在は横浜に居住する筆者。
最近は不摂生で死にかけてからの復活劇と、
ダイエット、筋トレ、マラソン、登山関係の記事が多いです。

#ダイエット#筋トレ#ランニング#登山#富士登山#クラシック音楽#マラソン#バッハ#アート#山登り#トレッキング

「彼女と一緒に登山は危険(笑)」

 

先日、登山デート中、

ヒルに吸血されたくらいでダンスしながら(笑)、

悲鳴を上げて破談になった話に大爆笑したと書いた。

 

するとリンク先にさらに面白いエピソードがあり、

これには少し考えさせられたので、

書いてみたい。

 

これは典型的な若い男の富士登山失敗例なので、

非常に興味深い。

 

要は、彼氏が彼女(当時25歳くらい)を富士登山に誘った事が始まりだった。

 

滝口梨加さん(仮名)とリンク先では記述されているため、

以降、梨加さんとし、男は彼氏とする。

 

梨加さんは高校時代は陸上部だったが、

引退して久しいし、何より膝を故障して手術歴があったため、

即答は出来なかったと言う。

 

だが、一度は登ってみたいと思っていた富士山のため、

また彼氏も「ダメなら途中で一緒に引き返そう」と言ってくれたのもあり、

決断をしたのである。

 

迷惑をかけてはいけないし、

何より恐いのもあり、

装備や計画など準備万端にして、

しかも1週間前からは毎日8時間寝て臨んだのである。

 

だが、彼氏は違った。

 

出発前日まで飲み歩いていたと言う。

 

私的な体験者としての意見は、

この段階で超危険信号が既に点灯している。(笑)

 

完全アウトだ。

 

普段からどのようなトレーニングをしているのか記事からは分からないが、

少なくとも前日まで飲んでいられる、

と言うだけで登山を全く知らない人と言える。

 

しかも登るのは富士山、吉田ルートだ。

 

このルートは富士登山の入門と紹介される事もあり、

大抵の人はとんでもない勘違いかつ大間違いをする。

 

入門と言う言葉に引きずられて、

簡単だと思い込んでしまうのである。

 

また、周囲に経験者がいた場合、

あの人が登れるなら私だってと盛大な勘違いをかます人も珍しくない。

 

だが、富士登山の実態とは。

 

コース定数は、入門だとか言うその吉田ルートで実に「42.7」に及び、

消費カロリー的にはフルマラソン42.195kmを走るよりも大きいのである。

(出典:富士登山オフィシャルサイトより)


この感覚は、フルマラソンと富士登山の両方の体験がある私的には、

恐ろしいほど正確だ。

 

件の彼氏・・・前日まで飲み歩いていた???

 

はい、全く登山を分かっていないヤツ確定だ。

 

どこの世界にフルマラソンを走る前日に遅くまで飲み歩くバカがいると言うのか。

 

しかし不思議な事に、富士登山になると、

その苛酷さを全く理解しない連中は想像以上に多い。

 

梨加さんが当時25歳くらいなら、

彼氏も同じくらいの年代と思われる。

 

20代の男と言う存在は、

スポーツをやっていない者でも、

割と体力を過信していたりする。

 

登山未体験者でも、

「富士山???イケるっしょ♪♪」

くらいの感覚でいるヤツは普通にいるように見える。(笑)

 

彼氏はそんなタイプの男だった訳だ。

 

そしてやってはいけない事をやりまくり、

悲惨な結末を迎える、と。(笑)

 

梨加さんは文面から判断すると慎重派そうなので、

おそらく五合目ではさすがに高度順応を1時間ほどはしてそうだ。

 

しかし彼氏は登り始める前からオチャラケてみせて、

梨加さんをイラッとさせている。

 

そうして案の定、最初から飛ばす飛ばす。

 

あろう事か、梨加さんを置いて先に進む始末だったそうだ。

 

ちなみにある特定の種類の男にはこの手がいる。

 

要するに「オレ様は強い」と女性に見せたがるタイプだ。

 

下調べしていた梨加さんは、

「そんなに飛ばすとバテちゃうよ」

と警告するもどこ吹く風。(笑)

 

もちろん梨加さんは非常にイライラしていたのは言うまでもない。

 

とは言え、20代の若さとは素晴らしいものであり、

彼女達は無事にその日宿泊予定の八合目に到着した。

 

ちなみに吉田ルートの場合、

これは山小屋の人にも言われたのだが、

「八合目の蓬莱館」に辿り着けるのかどうかが、

富士登山の体力的勝負の分かれ目となる。

(ただし、あくまでも体力問題だけである。高山病リスクは全く別だ)

 

そこそこ運動している人ならば、

吉田ルートの場合、七合目までは行ける。

 

だが、七合目の最後の山小屋を抜けた後、

登山慣れしていない人は目の前の光景に愕然とするはずだ。

 

八合目への急登が姿を現すのだ。

 

それは果てしなく長く、急で、永遠に続くと思われるほどの破壊力がある。

 

事実、ここで回れ右をする初心者は多いし、

登り切れない人も少なくない。

 

だが、もし蓬莱館に辿り着けたら、

富士登山体力は既にあると思っていい。

 

ただし、高山病リスクと天候リスクは全く別に存在しているため、

これは登頂を保証するものではない。

 

あくまでも体力レベルとして合格と言う意味だ。

 

従って梨加さん一行は体力的には合格していた訳だ。

 

だが、2日目。

 

事態は急変する。

 

はしゃぐ彼氏の様子がおかしくなる。

 

早い話、高山病を食らうのである。

 

もう早く歩くなど不可能。

 

頂上での御来光は間に合わず。

 

何とか登頂するも、頭が痛いと言い出した彼氏により、

直ぐに下山開始。

 

無事に戻れはするも帰宅時の自動車運転問題もあり、

梨加さんの怒りは頂点に。

 

結果的に別れたそうだ。(笑)

 

富士登山と言うヤツは、

どのルートから登ろうとも、

フルマラソンをイメージすると分かり易い。

 

人体の限界行為と思っておいた方がいい。

 

どんなに速いマラソン選手であっても、

ほんの僅かな体調不良や痛みでアッサリと棄権するケースは普通に見られる。

 

消費カロリー的にはフルマラソンよりも大きな富士登山になると、

高山病が加わり、さらに天候リスクもあるため、

余計に登頂確率は下がるのである。

 

しかも体力的に追い込まれるため、

その人間の本性が出る場面でもある。

 

梨加さんの場合は、

事前に彼氏の本性が知れて良かったのだと思う。

 

富士登山よりも遥かに長い人生において、

酷いパートナーと過ごすのは地獄だから。

 

余談:

キャンプや釣り、登山などのアウトドア趣味は、

自分が昔から得意であったとしても、

興味のない人を迂闊に誘ってはならないと思う。

特に女性を誘う場合は趣味として持っている人でないと危ない。

酷く恨まれる可能性が高い。

「興味あります」と言うくらいの女性は避けておいた方が賢明だ。

初めてのキャンプの場合、テントの中で寝袋で眠るのは至難の業だ。

釣りに行ってエサを見たら悲鳴を上げる。

まして自分が初心者の場合、登山なら遭難するぞ。(笑)

アウトドア趣味は他のあらゆる趣味と違って自然と言う、

極めて巨大な危険が待ち構えているのである。

本当に牙を剥いて来られた場合、アッサリ死ぬのでご用心。


余談2:

富士登山を多くした人の本で読んだ実話。

大学生くらいのカップルが富士山頂上にやって来た。

彼氏は彼女の前でカッコをつけたかったらしく、

何と!!何故か全力疾走をしたと言う。

何と!!数10m先で泡を吹いて倒れたと言う。(笑)

何と!!山岳救助隊が出動し立派に遭難したと言う。(爆)