「奥多摩・七代の滝と東京都レンジャー」
録画したテレビ番組を見ていたら、
東京都レンジャーなる自然保護をする人達についてやっていた。
現在25人いて多摩地域と小笠原地域で活動していると言う。
印象的だったのは奥多摩での活動で、
登山道の整備をしていた時の事だった。
場所は奥多摩でおそらく一番人気のある御岳山(みたけさん)だった。
ケーブルカーがあるのと霊山でも有名な御岳山なので、
凄く人気がある。
するとテレビでは初心者だと言うグループがやって来た時、
レンジャーがさり気なく声を掛けて、
実に絶妙なアドバイスをしていたのである。
「七代の滝(ななよのたき)」には行かないでね、と。
これ、物凄く良く理解出来るのである。
実はここ、登山専用の地図アプリ「ヤマレコ」で見ても、
そのヤバさは全然分からないし、
何と、山と渓谷社「アルペンガイド」を読んでも全然分からないのである。
5段階評価で御岳山~七代の滝~ロックガーデンコースは、
技術度2、体力度2と書いてあるため、
むしろ全然普通の楽なハイキングコースだと思ってしまう。
七代の滝コースを通らないで、
一番近いロックガーデンコースを選べば何ら問題はない。
近くに綾広の滝もあり素晴らしい登山道だ。
だが七代の滝コースは一旦高度をかなり下げて登り返すルートになっていて、
かなりの急斜面でハシゴもあるが、相当危ない。
私が行った時は、
連日の雨の隙間日で路面が思い切りウェットだった。
恐いのなんの。
この時のルートは、
御岳山~七代の滝~大岳山~鋸山~奥多摩駅の縦走コースを予定していた。
だが、余りの急登により汗が超大量に噴き出して来て、
ロックガーデンを抜けて綾広の滝に来た時には、
想像以上に疲弊していた。
一応、伝家の宝刀「コンデンスミルク」の一気飲みをして、
体力は回復していたが、
路面がウェットなのもあり、
一旦冷静になりルート変更もしくは撤退の検討をした。
滑り易い路面、大岳山への途中の鎖場、鋸山の尾根急降下、
時刻が午後1時頃。
これらを総合的に考慮したところ、
出した結論は「撤退」。
ケーブルカー駅に戻り、
その途中で時刻が早過ぎて寄れなかった、
御岳ビジターセンターに行った。
すると七代の滝コースは上級者向けと明記してあり非常に驚いたのである。
あそこは迂闊に入り込んだらかなり危険だと思う。
さすがに東京都レンジャーはそれを知っていて伝えた訳だ。
私が行った時は2023年6月だったので、
今がどうなっているのかは分からない。
しかし少なくとも現地の急降下して行く分岐点には、
何らかの注意看板があった方がいいと思うのである。
あそこはかなりヤバいと思う。

