「インテリ母は責められて(笑)」
ふと国会答弁を見ていたら、
以前、長大な奥高尾縦走路を終えて、
高尾山の麓のベンチで休んでいた時に目撃したエピソードを思い出した。
それは小学校高学年くらいの息子に、
理路整然と反撃されていた母親との親子喧嘩だった。
内容を簡単におさらいしておくと(笑)、
普段は明らかにインドア派の家庭なのだが、
母親が突如環境やらエコやら自然に目覚めたらしく、
親子高尾山登山教室みたいなのに申し込んで、
当然の如く「地獄を見て激怒」していた話だ。(笑)
さて、人間の種類は色々な分け方があるが、
ここでは「インテリ」か「筋肉系」かに二分する。
もちろん世の中にはインテリでも体力がある人、
と言う存在はいる。
しかし非常に少数なのである。
これには明確な理由がある。
「人間は誰にでも極めて平等に1日当たり24時間しか与えられていない」
と言うものだ。
さらに先進国で真っ当に暮らしている大人ならば、
1日当たり自由に出来る時間は数時間しかない、
と言う歴然とした事実だ。
つまり、勉強するにせよ、筋トレするにせよ、
普通に働いていたり家庭を持っていたら、
平日は最大限でも数時間が限界だ。
これすら難しい人はザラにいる。
ここで言いたいのは、
数時間しかない以上、
人間が出来る事は極めて限定的なのである、となる。
読書に割くならほぼ読書しか出来ないし、
筋トレに割くならほぼ筋トレしか出来ない。
後は食事や風呂やトイレや家族との団欒に割かれ、
家庭生活を重視するならこれ以上は無理だ。
休日も全ての時間をやりたい事に充てるのは、
独身ならばともかくも、かなり難しいだろう。
従って世の中は、
インテリか筋肉かと分けた場合、
二分する傾向が極めて強くなる訳だ。
ちなみに筋肉派はテレビでのタレントの扱いを見ても明らかだが、
ほとんどが「おバカ枠」となっている。
インテリはもちろんクイズ番組を筆頭に、
「インテリ枠」として活躍している。
だがここでインテリの大弱点が晒される事態がある。
それが最初の高尾山なのである。
インテリは上記の理由から当然実体験が伴っていないケースが多々ある。
知識を詰め込むのに忙しいから当然と言えば当然だ。
まあ、大抵の事は知識で事足りるのであるが、
アウトドア系だけはそうは行かないのである。
特に登山やキャンプは体験と実技とトレーニングが要求されて来るから堪らない。
しかし知識だけ詰め込んだインテリ母は、
息子にも自然体験をと考えて登山教室に参加してしまった、と。
登山教室だ。
当然、ケーブルカーを使わずに高尾山を下から登ったと思われる。
これ、初めての登山なら間違いなく地獄を見る。
普段から息子なら野球部やサッカー部、
母親ならママさんバレーをしているならともかく、
普段からインテリ生活を享受していて、いきなり登山・・・・・
地獄度ハンパないかと。
事実、息子の怒りは凄かった。
インテリ家庭らしく口調は静かなのだが内容は凄まじい。
「もう、お母さんの勧めて来る事は今後一切拒否する!!
これは何だ!!
逃げるに逃げられずこんな時間まで、地獄じゃないか!!
物凄く疲れても止められないし。
普段からうちが登山やハイキングしているなら分かる。
全然、やってないじゃないか!!
ふざけるな!!」と大激怒は止まらない。
母親はインテリらしく息子のために糖分多目のジュースを買って来ていたが。
そんな事で息子の怒りは収まる訳もなく。
これ、どっちが悪いのかと言うと。
もちろんインテリ母であり、これこそがインテリの欠点でもある。
頭の中だけで山は登れないのである。(笑)
余談:インテリ母はキャンプでもしでかす
突如自然に目覚めた母親はキャンプ場にもやって来る。
はい、キャンプ場=虫天国、ですね。
蛇さんも蛙さんも芋虫さんも普通にいます。
インテリ母は大絶叫する訳ですね。(笑)
