「韓国人から学ぶナッツリターン事件と政治問題」
結論:政治問題で最も大切なのは持続的な怒り
持続しない怒りは怒ってないのと同じ
録画してあった日本テレビのナッツリターン事件の特集番組を見た。
当初期待していないで見ていたら、
内容が濃く非常に考えさせられてしまったので、
特殊な視点から書いてみたい。
結論は最初に明記した通りなのだが、
そもそもこの事件は2014年に起こったもので、
詳細はリンク先を参考にして頂くとして、
要するに大韓航空の当時副社長だった財閥の令嬢による常軌を逸したパワハラ問題となる。
まさにやりたい放題だったのだが。
ここで私がとても感心して、
私達日本人とは決定的に違っていると思った事がある。
この事件においては、
マスコミがSNSでの書き込みに気付いて、
発表された報道と事実に食い違いがあるのでは?と思って調査をした事から始まっている。
すると大韓航空による隠蔽工作と政府との癒着問題まで発覚して来る。
内容が明らかになるにつれ大激怒した韓国人。
凄いと思ったのはその怒りが全く収まらず持続した点にある。
日本だと先ず見られない光景も書いておきたい。
怒号の飛び交う記者会見ならぬ外での謝罪において、
取り囲んだ記者は非常に激しい口調で詰め寄る。
弁護士が中へナッツ姫を入れようとするも、
「話は終わっていないっ!!逃げるなっ!!」
と強制的に引き留める。
振り返って我が日本の惨状を考えてみよう。
フジテレビ問題。
最初はセクハラパワハラけしからんと大問題にして、
フジテレビのスポンサーを引き下ろす事まで成功した。
ここまではいい。
今、フジテレビ問題、どうなっているのだろうか???
もうほとんど忘れかけていて、
広告はそこそこ復活しつつある。
つまり熱し易く冷め易い。
政治問題にはこの性質は致命的に危険だ。
ようやく石破と言う政治思想以前の異常者を辞めさせるのに成功したが、
1年もかかっている。
怒りの程度も持続も弱過ぎる。
今、石破を擁護する発言をするヤツは、
政治思想を人格よりも優先させる異常者だと思っていい。
あんな人間を総理大臣にした罪は、
国民性にプラスして政治の仕組みの根本的な問題にまでなる。
番組を踏まえると。
「日本人の政治的怒りは三日坊主」
「韓国人の怒りは炎のように燃え続ける、日本人は線香花火」
「怒りを忘れる国民は、何度でも支配され、搾取される」
日本と韓国には未だに消えない歴史的問題はあるが、
学ぶべき点は多々あるなと強く思った次第だ。
余談:
日本の大学を突如辞めて韓国の大学を卒業した娘は、
韓国人の特性を良くも悪くも深く理解している。
物凄く怒りっぽく、しかも怒りが持続する感覚。
これは一般的な人間関係においては致命的だ。
しかし政治においては威力を発揮する姿勢かと。
また、何と言うか、説明が難しいのだが。
あくまでも個人的な関係の問題になる。
日本人には絶対にいないタイプの尊敬出来る人がいる。
この感覚はテレビだけに登場する韓国人だけを見ていても決して分からない。
私は極右的な考えを持っているが、
頭山満先生の感覚に共鳴するところが多く、
外国人とどう接するべきなのかについて考えさせられる。
こうすべし、などとは迂闊に言えないが、
昨今、特に重要な分野だとは思っている。