「グルメの本質についての深い考察:チコちゃんに叱られる!での脳科学視点」
実は以前から何度か書いているが、
「私は都会のミシュランの三ツ星レストランで食事をして云々、
と言う他人の記事を見ても何も感じないが、
キャンプ場でバーベキューをしているのを見ると激しい嫉妬に燃える」
と言う感覚がある。(笑)
私はもちろんグルメではないが、
健康な人なら誰でも美味しい物を食べるのが好きであるのと同じく、
食事そのものは嫌いな行為ではない。
だが、大抵の店や自宅で食べても、
それほど感動しない。
しかしバーベキューや登山の時など、
食事が極めて美味しく感じるのである。
この感覚は群を抜いていて比較のしようがないほど素晴らしいものに感じていた。
私はこれを、自分自身がアウトドア好きな特殊な体質だから、
と理解していた。
だが全然違っていたのである。
人類共通の最新鋭の脳科学に基づくものだった。
録画した「チコちゃんに叱られる!」を見ていたら、
グルメの本質について非常に深い所まで掘り下げている内容で驚いた。
質問自体は「何故バーベキューの料理は美味しく感じるのか?」と言う、
実に他愛のないものだったが、
回答は恐るべき内容だった。
チコちゃんの一言回答では、
「脳のブレーキが外れるから」
と言う極めて興味深いものだった。
人間が何かを食べて「美味しい」「嬉しい」「幸せ」と感じるには、
実は条件がある、と言う事になる。
結論から先に言うと「アウトドアでしか成し得ない」となる。
私達人類はアウトドアで食べた時以外では「脳にブレーキがかかる」ので、
美味しく感じられないように出来ている、と言う驚くべきものだ。
分かり易く説明してみよう。
例えば家庭や学校給食や、もっと言うと星付きレストランでの接待。
美味しいよ、と主張する人も多いが、
反対に「家では母が躾に厳しくて食事が苦痛だった」とか、
「給食の何でも食べよう精神が大嫌いだった」と言う人も非常に多い。
接待をイメージするともっと分かり易いかと。
緊張する人間関係の中で食べる食事は、
つまりインドアでの食事とは、
人間は「常に脳が快楽物質であるドーパミンの分泌を抑えてしまう」
と言う驚くべき状態を作り出していると言う。
これ、誰もが実感出来るかと。
全く同じ美味しい料理を食べても、
厳格で意地悪な人と一緒に食べたら、
酷く不味く感じるはずだ。
つまり≪人間は食事において味よりもドーパミンを優先させている≫と言う本質だ。
詳しい事は後述するが、
(実は食材や調味料云々はグルメの本質に関係している点)
少なくとも美味しさを感じる前提条件として、
アウトドアにいる事が真っ先に挙げられていたのである。
その理由までは述べられていなかったが、
人間はアウトドアにいる時、
ドーパミンの分泌を抑制する機能が解除されてしまう、
と言う事だけは脳科学で明らかにされていると言う。
おそらく原始の本能なのだ、としか言いようがない。
つまり原始時代、野原に出て季節の果物を偶然見つけて、
それをガンガン食べる時、人は人間関係を気にせずに、
思い切り楽しめる感覚とでも言うべきか。
非常に多くの人が何故キャンプ場でバーベキューをしたがるのか???
これを私は不思議な行動と見做していた。
何をどう考えても空調の効いた高級レストランの中で、
プロが調理する料理を食べた方が美味しいに決まっている、と。
だが全然違っていた。
人間の食事はドーパミンの分泌が無い限り、
美味しいとは思えない、と。
ちなみにチコちゃんでは一例としてお笑いだったか音楽だったかを挙げていた。
電車内でイヤホンで聴いている時、
感動しても声を上げないようにセーブしている、あの状況を。
つまり感動を抑えたいと言う機能が働いている状況。
このような時、人は本当に快楽を感じ得ないように出来ていると言う仕組み。
なるほど、と強く納得してしまった。
終わり
余談:
では前述したように、人間の本質的なグルメにおいて、
食材や調味料の質が関係ないのか?と言うとそれも明らかに違う。
不味い物はいつ食べても不味いからだ。
もっとも番組ではピーマンが嫌いな男の子にアウトドアで食べさせたら見事に食べていたが、
基本的に不味い物はある。(笑)
ここで発想を転換してみると。
≪本当に美味しい物をアウトドアで食べたら一番美味い≫となるはずだと言う仮説。
実は那須のキャンプ場で昔やった事がある。
グルメな中国人を連れてバーベキューした体験だ。
この時、用意したワインはシャトーマルゴー。
シャンパンはヴーヴクリコ。
どうなったのか?と言うと。
仮説は見事に証明された。(笑)
≪本当に美味い物はアウトドアで食べた時こそ最強≫
