「大型オートバイ発進の美学(笑):男と女」
テレビで久しぶりにマッドマックスをやっていた。
何と言うか、大型オートバイを発進させる時の美学が素晴らしい。
特にグース。
男の美学の頂点。
1000ccのオートバイを発進させるのに、
先ずは女性のいる部屋から出るシーン。
黒の革ジャンを着る。
静かに自宅を出たところで急発進。
そうして通りに出ると一気にフル加速。
オーバー200km/hの狂気の世界へ。
これぞ男のオートバイの乗り方って感じだ。(笑)
もう一つ、女のオートバイの乗り方を思い出した。
「あの胸にもう一度」でのマリアンヌ・フェイスフル。
原作はマンディアルグ「オートバイ」。
真面目な教師と結婚した女が大型オートバイに乗り、
国境を越えて不倫しに行く話。
やはり黒の皮のつなぎを着る。
背徳の極致と快楽の極致と。
そしてスピードを上げて行く時の危険の極致と。
それにしてもオートバイとは面白い乗り物だ。
運転していると、
「まだまだイケる感」の凄いこと凄いこと。
遠去かる若さを一気に取り戻す感が素晴らしい。
それは幻想に過ぎないのかも知れないが。
しかし幻想を抱けるのは素敵なことだ。
絶望よりは遥かにいい。
大型オートバイ、再び乗りたいものだ。