「コレステロールの考え方は非常に難しい」
そもそも今回の悪玉コレステロールの異常値については、
医師から事前に説明があった。
国連が認めているほど非常に難しい、と。
またリンクを貼った記事のように、
専門家の中でも意見が分かれている。
コレステロールを下げ過ぎるのは危険である、と。
また、コレステロールは人体で作られるのが８割、
食事２割なので、食事制限は意味がない、との説もある。
この種の専門家の間でも意見が分かれる問題を前にした時、
どのように判断すべきなのかは非常に難しい。
最悪の判断は、ダイエット偏差値の低い、
かつての私のようなダイエット劣等生の考え方になる。
ダイエット劣等生は実は常に思考をフル回転させていて、
ポテトチップスや炭酸飲料、酒、ケーキ、油ギトギトの物を食べ続けたり飲み続けたりする理由を探し続けている。
従って「コレステロールを下げるのは危険」と言う説を目にすると、
全く考え無しに飛びついて来る。
「太っていた方が長寿」とか「運動では痩せない」などと言う説も大好きだ。
そうして何とかしてメチャクチャ食べ続けようとする言い訳にする。
かつてダイエット偏差値が最低値２５の死ぬ寸前だった私には、
ダイエット劣等生の思考回路は手に取るように分かってしまう。
コレステロールを下げ過ぎると死亡率が逆に高くなる → デブは「だから私は食べ続ける」と考える
この種の説はデブには非常に好都合なのである。
４年前の私なら喜々として飛びついて、
食べ過ぎ飲み過ぎだと文句を言う母、妹、娘にこの説を語り、
異常な食生活継続のための指針としていたのは間違いない。
しかし今の私はそうは考えない。
必ず、現在通っている医師の意見、トレーナー（ボディビル大会優勝者、栄養士、整体師）の意見を聞く。
そして自分の身体の最新の状態を確認して、
色々な見地から総合的に判断を下す。
なるほど、確かにコレステロール値を下げ過ぎるのは良くない統計があるのは事実なのであろう。
しかしよくよく記事を読むと「総コレステロール値」の事を言っているのが分かる。
総コレステロールは現在の通常の血液検査だと項目からそもそも外されている。
私の通っている病院では必ず善玉か悪玉の２種類の項目しかない。
今回の直近の４月の検査では「悪玉コレステロール値」が高かったのであり、
総コレステロール値は検査の対象外になっている。
これは見方を変えれば、少なくとも私の通っている病院では、
総コレステロール値はそれほど重要視されていない事になる。
事実、医師は「悪玉コレステロール値のみ」を問題にしていた。
では今の自分はどうなのか？と言うと、
悪玉コレステロール値のみが異常に高く、他はクリアしていた訳だ。
また、４年前の精密検査では頸動脈に問題にはならない程度ではあったが、
動脈硬化の原因であるプラークが少し見つかっていた。
だが今回の検査ではプラークは大きくなっていなかった。
さらに脳のＭＲＩ検査でも今回はコレステロールの影響は消失していて、
むしろ非常に良い状態であると言われた。
では下げなくていいのか？と言うと、
過去の経験則からそうは考えない。
医師には「非常に難しいけれど、食生活改善でやってみますか？」と言われたので、
「やってみます」と言って実行中のアフリカ原住民ダイエットである。
現時点では７月中旬の血液検査前なので、
上手く機能しているのかどうかは全く分からない。
ただ肉と卵と動物性油はほぼ抜いているため、
体力が半減しているのは分かる。
いずれにしても３年前に血液検査の全項目をクリアした時の体重は、
５７ｋｇ台であり、
医師に痩せ過ぎと叱られたレベルだった。
この時の体調は絶好調であり、
筋トレだけでなく、ランニングを再開出来、
さらに富士登山へと突き進むほどの威力を持っていた。
従って今回はギリギリの５７．９ｋｇで血液検査に臨みたい思惑がある。
経験上、悪玉コレステロール値を減らしているため、
さらに体調・体力共に絶好調だった事からも、
この目標体重になっている。
もちろんハードなトレーニングをこなした上での血液検査であるのは言うまでもない。
現在ようやく５９．０ｋｇに下げて来た。
あと１週間ほどで５７．９ｋｇにするのは、
不可能ではない。
ジムトレーニングをしたら一気に出来る。
射程圏内に捉えて来た。
ここは焦らず、油断せず、絞りに行きたい。
しっかし、医師に言われた通り、
悪玉コレステロールのコントロールは異常に難しい。
難度最強。
