力尽きた台湾人グループを助ける場面:富士登山 | 東京・横浜物語

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西麻布に生まれ育ち、現在は横浜に居住する筆者が、
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「力尽きた台湾人グループを助ける場面:富士登山」

NHK「100カメ  富士山“日本一愛される山”を支える人たち」を見ていたら、
九合目の萬年雪山荘に外国人女性が飛び込んで来た。

スタッフが応対し始めたところ、
ちょっと待ってと社長が出て来た。

「あの人、何度も見てる。台湾人のガイドだ。」と。

事情を聞くと確か7人くらいのグループで登山中、
九合目の手前数100mの位置で全員疲労と高山病により身動きが出来なくなっていると言う。

そこでその台湾人ガイドは、
ここに泊めてもらえるか?と聞いて来たのだ。

だがあいにく満室。

そこで社長は、
「この上の九合五勺までなら行けるかな?」
と聞いたら、
「何とか行けると思う」との返答。

そこで山小屋同士のネットワークで直ぐに九合五勺「胸突山荘」に電話したら空きがあるとのこと。

感謝しながら台湾人ガイドはグループの待つ場所に戻って行った。

富士登山をナメる人は多いが、
想像以上に非常にキツい。

特に七合目から八合目までは超絶長い急登が連続するため、
相当身体を鍛えていてもかなり苦しい。

さらに八合目を越えて行くと高山病が本格的に襲って来る。

富士登山では普通の登山では有り得ない光景が展開している。

休憩ではなく倒れ込んで寝ている人が続出する。

昨年の富士宮ルートからの登頂では、
頂上で寝ている人が余りにも多くて、
大丈夫か?と心配になったほど。

特に富士宮ルートは距離的には最短ルートだが、
その分非常に険しく、
疲労により遭難する人が多発するルートでもある。

ちなみに昨年の私はフルマラソン42.195kmを遅いながらも2回完走してから登ったのだが。

元祖七合目の山小屋の前で足が攣りかけて、
思わず芍薬甘草湯を飲んでかわしたほどヤバかった。(笑)

まあ、ともかく富士登山。

想像以上にヤバい世界かと。

↓写真は昨年私が撮影した富士宮ルート↓