本当に死ぬ、と言うこと:ダイエットやトレーニングの重要性 | 東京・横浜物語

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西麻布に生まれ育ち、現在は横浜に居住する筆者が、
色々語って行くブログです。

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肥満者は、かつての私がそうだったので、

その思考回路は手に取るように分かってしまう。

 

「痛くない限り自分を健康だと本気で思い込んでいる」

 

「強烈な食欲の前に様々な言い訳を駆使する」

 

「太っていないと思い込むようにする」

 

「太っていてもモテると思い込むようにする」

 

「検査はしない事で切り抜ける」

 

「都合が悪くなったらキレる」

 

と、まあ色々と如何に食べ続けるかを常に考えているのである。

 

その時が来るまでは。

 

いや、その時が来ても生き残った場合、

まだ食べ続けよう、飲み続けようとする人すら珍しくはない。

 

さて今朝、SNSを見たら、

同級生の旦那さんが突然亡くなったと知った。

 

すると間もなく別の同級生女子からメッセージが来て詳細を知った。

 

死因は分かっているのだが、

何故なのか?がまだ分からないので、

また、プライバシーの問題もあるため迂闊には書けない。

 

1つはっきり言えるのは、

もう何年も体調不良により病院通いをしていたのと、

あくまで体型やSNSからの私の類推に過ぎないが、

食生活に問題があるのでは?と思っていた人だった事だ。

 

かく言う私自身もほんの3年半ちょっと前に、

不摂生が原因で死に掛けたので、

危ない感じの人は直ぐに分かってしまう。

 

SNSに食事内容をアップしていたら、

かなりの確度で分かるし、

さらに体型や普段の運動習慣が分かるとほぼ確実だ。

 

そして自分の周囲にいた、

特に超酒好きだった亡き父の友達を調べたところ、

不摂生をしていた人は皆50代で死んでいたのが判明して非常に驚いていたところだった。

 

最近、私自身は運動と食事量については自信があったので、

過信してしばらく血液検査をしていなかったところ、

閃輝性暗点を再び食らい、

つい最近まで脳梗塞の疑いをかけられていて、幸い今疑いは晴れたが、

悪玉コレステロール値が高いのが判明してアフリカ原住民ダイエットをしている。


つまり食事内容が悪かった訳だ。

 

つくづく思う。

 

当たり前なのだが人間はいつか死ぬ。

 

しかしその「いつか」は生活習慣によっては非常に早くやって来る、と。

 

平均寿命の遙か手前で亡くなった人達。

 

事故や特殊な病気を除いた場合、

食事や飲酒、喫煙、運動と非常に密接な関連があるのが嫌でも分かってしまう。

 

恐ろしい事に、不摂生をしていると早い者は死なないまでも、

何らかの異常が20代で既に現れてしまう。

 

人間の持つ強烈な食への飽くなき本能と、

アルコールやニコチンと言った快楽への欲求。

 

人間、本当に死ぬんだ、と今更ながら思う。

 

私達は普段死を意識する事などほとんどない。

 

そもそも頻繁に意識していたら鬱になってしまう。

 

だが、食にのめり込む人や酒にのめり込む人は、

時に死んでもいいと嘯きながら生きているように見える。

 

意識しているようで実は全く意識などしていない。

 

非常に軽い感覚で死を口にする人は多い。

 

しかし本当の死に直面した時、

冷静でいられる人など稀だ。

 

飽食の時代に生きる私達現代日本人の生き方は、

不幸なのか幸福なのか時に分からなくなる。

 

かつての人類は飢えに悩み続ける歴史の中にいたので、

私達の遺伝子は飽食の時代を想定していない。

 

だからこそ、あればあるだけ食べる人が続出する。

 

テレビでは理性的な報道番組で専門家が肥満の危険性を訴えるが、

同じテレビ局の別の番組では大食いや大酒を礼賛して大きな視聴率を得て、

人気番組になっている現実。

 

しかし本当に死ぬんだ、と言うもう1つの現実。

 

死を受け入れられない現実もあり、

大食い大酒を止められない現実もあり。

 

人間は極めて矛盾した存在であるとも強く思う今日この頃であります。

 

終わり