富士登山の山小屋は合目ではなく標高で選ばないと危ない | 東京・横浜物語

東京・横浜物語

西麻布に生まれ育ち、現在は横浜に居住する筆者が、
色々語って行くブログです。

#ダイエット#筋トレ#ランニング#登山#富士登山#クラシック音楽#美術館#能#マラソン#ジム#横浜#東京#バッハ#アート#フィットネス#山登り#トレッキング#クライミング#ボルダリング

「富士登山の山小屋は合目ではなく標高で選ばないと危ない」


富士山の合目は各ルートによりかなり違いがあるため要注意だ。


ちなみに七合目だけでも、

七合目、本七合目、新七合目、七合五勺など、

各ルート毎に罠があるからしっかりと下調べしておかないと地獄を見る。(笑)


七合目の次に八合目は来ない場合もある。(笑)


ほとんどの人は吉田ルートを使うが、

いずれのルートでも、何合目に泊まるのか?、

ではなく、

標高何mに宿泊すべきか?で決めた方が無難だ。


これは居住地と富士山への交通手段、

さらに五合目に到着出来る時間により、

こうすべし、とは一概に言えない。


しかし、理想パターンとしての基本原則は言える。


出来るだけ朝早くから登り、

山小屋で1泊して、翌日登頂・下山とするのが理想だ。


すると1日目の朝、何時に五合目に来れるのか?により違ってしまうが、

あくまでも理想とすると、

吉田ルートで考えると、

初めての富士登山吉田ルートの場合、

ズバリ八合目がいい。


標高3040mの太子館か3150mの蓬莱館となる。


何故かと言うと、

富士登山吉田ルート最初で最大の山場は七合目から八合目への急登にあるからだ。


ここをクリア出来るのか出来ないのか?


富士山に登れない人の多くはここをクリア出来ない。


吉田ルートの八合目は富士登山クリアのための指標と考えていい。


仮にギリギリ八合目まで登れても高山病により先に行けなくなり、

敗退するケースが多いのも八合目となる。


もし七合目に泊まってしまうと、

翌日に超絶急登を食らってからの登頂と、

二番目の山場、悲惨な吉田ルートの下山地獄の両方を食らうので、

体力的に非常に厳しくなる。


普通に鍛えている人なら、

七合目までなら楽勝で行けるはずだ。


出来るだけ初日にこの最大の山場を超えておいた方がいい。


実際に私も蓬莱館の人に、

「ここまで来れたら登頂出来ますよ🎵

 九合目で再び急登が現れますが、

 距離は短いです。

 八合目まで来れた体力があれば登頂出来ます。」

と言われたが、確かにそう思う。


ただし、高山病リスクと天候リスクをクリアすれば、

と言う前提条件付きではあるが。


さて、五合目到着は公共交通機関の場合、

大抵午前中の遅くになるケースがほとんどかと。


五合目では必ず高度順応を最低1時間はしないといけないため、

多くの登山者は昼くらいから登り始める。


従って、夕方までにゆっくりと八合目に到着していたら良しとすればいい。


八合目を過ぎると取り敢えず九合目までは、

ジグザグ道となり、しばらく急登は無い。


だが次の本八合目の標高は3370mとなる。


初めての富士登山でいきなり本八合目まで行くと、

高山病のリスクが非常に高くなってしまう。


七合目だと2700〜2900mくらいなので、

低過ぎる。


しかし高山に身体を慣らすと言う意味で、

七合目を推す人も多い。


一つはっきり言えるのは、

ともかく吉田ルート最大の山場は七合目から八合目にかけて、

となる。


おそらく今までの人生で一番苦しい思いをする場所かと。(笑)


さて、今年の私は脳梗塞の疑いが晴れれば、

と言う前提条件付きだが、

もし富士登山が出来るなら須走ルートから登る。


宿泊予定は須走ルートの五合目の標高が低いため、

無理は出来ないので本七合目の見晴館(3140m)かな、

と思っているが、

今回は頂上からの御来光を考えているため、

もっと標高を稼いでおきたい思惑がある。


須走ルートは本八合目で吉田ルートと合流するため、

理想を言うと本八合目の胸突江戸屋(上江戸屋、3370m)まで行きたい。


だが昨年の富士宮ルート八合目の池田館(3250m)でもかなりキツかったので、

辿り着けるのか不安がある。


また、大人気の吉田ルート上の山小屋なので、

予約が取れない可能性もある。


すると八合目の江戸屋(下江戸屋、3260m)かな、とも思っている。


まあ、これは予約の混雑状況次第でもあるが、

幸い須走ルートと御殿場ルートは人気が無いため、

吉田ルートや富士宮ルートを登った時ほど予約で苦労はしなさそうではあるが、

実際には始まってみないと分からない。


まあ、ともかく富士登山。


戦略的に臨まないと成功は非常に難しい。