「体幹トレーニング(プランク)と危険回避能力の向上について」
この前の土曜日、
玉川上水をフルマラソン中にトレイルランニングコースみたいなのがありました。
木の根などが剝き出しになっていて危ないなと思った瞬間、
思い切り躓いてしまいました。
しかしギリギリ踏みとどまれてホッとしたと同時に、
最近、プランクをそれほどしていなかったな、と苦笑し反省をしたのであります。
さて。
ちょうど今から3年前、私は病院の診察室で、
約1ヶ月に及んだ糖尿病回避のための壮絶な医療ダイエットの結果を聞いていました。
たった1ヶ月で軽く10kgを落とせ、
精密検査の結果、ギリギリ糖尿病を回避出来たと伝えられていました。
しかしホッとしたのも束の間、
続いて医師は、
「貴方は既にインスリンの大量分泌が起こっているため、
ここから筋トレをして脂肪を燃焼させて筋肉化して行かないといずれ糖尿病になる」
と言って来たのであります。
そうして今に至るまで続いている筋トレ生活が始まったのであります。
しかし筋トレと言っても、
それまでの10数年、運動に全く無縁だった私には全く分かりませんでした。
何をどうしていいのか途方に暮れていました。
すると当時は留学中だった娘が色々とYouTube動画を送ってくれました。
結果的に当初選んだのはビリーズブートキャンプで5月のGW辺りから開始しました。
効果は抜群にあり、さらにアッと言う間に10kg落とす事が出来、
合計約20kgの減量に成功し、
7月には医師から食事制限も飲酒制限も解除されたのであります。
こうして3年前の7月からはランニングも開始し、
25km走れるようになったら富士山に登る、と言う計画を立てたのであります。
さて、ランニングを始めると、
若い頃に習っていたのもあり、
また、密かにマラソンの師匠と思っている方から素晴らしいアドバイスをもらえ、
順調に走行距離を伸ばして行けました。
しかしながら既に7月の段階である嫌な現実に直面していました。
「近所の未舗装の遊歩道を走っていると(木の根他に)躓いて危ない」
と言う悲しい現実です。
当初、躓くとまあギリギリビリーズブートキャンプ応用編をバンド付きで、
ビデオ途中停止無しで出来るようになっていたので、
手はついてしまいますが、無様に転がる事態だけは避けられていました。
ともかくずっと運動していなかったので、
バランス感覚が異常に悪くなっていたのであります。
すると娘が「体幹トレーニング」「プランク」などと呼ばれる、
インナーマッスルを鍛えるトレを紹介して来ました。
調べると今ではオリンピック選手も盛んに取り入れているトレーニングだと知りました。
動画を見ると一見非常に簡単そうに見えます。
正直、最初はビリーズブートキャンプ応用編をこなせるため、
凄い自信がありました。
ところが30秒ももたないどころか最初は10~15秒くらいでガクッと崩壊し、
膝をついて肩で息をする有り様でした。
ビデオの途中停止無しで出来るようになるまで6ヶ月くらいかかりました。
現在でもリンクを貼った中上級者向けのプランクは楽には出来ません。
そしてこのプランクをやるようになってからは、
ランニング中に躓いても見事に踏みとどまれるようになりました。
咄嗟の事態に転ばなくて済む、と言いますか。
これがプランクのお陰なのか断定は出来ませんが、
明らかに私の場合は効果が凄くあるように感じています。
つい先日、ボディビル大会で優勝した娘が通っているジムのトレーナーが、
同じ動きを連日続けてはいけない、とアドバイスをして来たので、
現在では毎日プランクをしてはいませんが、
週に2~3回はするようトレーニングメニューを切り替えました。
このトレーナーさんは栄養士の免許も持ち、
安易なプロテイン摂取や薬を否定する方なので、
もし時折行けるならこのジムにしようと思ってはおります。
先日初めて行って、私の身体が如何にダメなのかが分かり、
トレーニング方法を根本から改めている最中でもありますが。(苦笑)
まあ、ともかくトレーングの世界は面白いなと思うこの3年です。
脂肪落としや筋肉増強の見た目だけの問題ではなく、
バランス感覚やスピードとパワー、心肺機能の向上、食事内容や飲酒問題等々、
かなり複雑なバランスの上に成り立っているのだと思い知らされている今日この頃であります。
また、鍛えて何をするのか?と言う人間の根本的な欲求問題もあり、
私的にはマラソンと登山を選んだ訳でもあります。
3年間で随分と生活体制も見た目も身体事情も考え方も変わったなと思います。(笑)