「マラソンと富士登山の魅力について:爆発感と戦略感が堪らない件(笑)」
フルマラソンがメチャクチャ楽しいと書いたら、
SNSで「おかしい」とコメントを頂戴しました。(笑)
とても真っ当かつ世の中の大半の意見とも思われるため、
何で苦しいのに楽しいのか?と言う点について、
マラソンと富士登山が色々と似ているのもあり両方合わせて解説したいと思います。(笑)
この楽しさについては、
性格に大きく左右されるため、
全く理解出来ない人も大勢いると思われますが、
仕組みはお分かり頂けるかと。
一言で言うと「戦略好きかどうか」が問われる趣味と言えます。
そして「大爆発好きかどうか」も問われて来ます。
戦略とは、
「特定の目的を達成するために、
長期的視野と複合思考で力や資源を、
総合的に運用する技術・応用科学である」
と、WIKIで定義されてますように、
長期的視野と言うところがポイントです。
つまり長い期間をかけないと無理な事、です。
フルマラソン42.195kmを走り切る行為や、
3776mの富士山頂上に行く行為の根本にあるのは、
「そう簡単に出来ない事」でもあります。
この世の趣味と言う趣味は、
あくまでも嗜好や価値観、センスの問題はありますが、
ほとんどは肉体的苦痛を伴いません。
スポーツは競技として取り組んだ場合、
上を目指せばかなりの苦痛をもたらしますが、
運動部でもない限りにおいては楽しいレジャーです。
しかし例外的にマラソンと登山は、
大会などもありますが、
大多数のランナーも登山者も競技とは無縁で楽しんでいます。
かなりの苦痛のみを感じながら。(笑)
基本的に苦痛の塊と言っていいです。(笑)
この苦痛をランナーズハイなどの脳内麻薬物質による快楽として楽しむ方法もありますが、
そもそも、そこに到達するにはかなりの修練が必要になります。
またM気質だから?と解釈する人もいます。
あくまでも個人的な感覚で経験者を眺めますと、
全く感じません。
むしろ「冷静な攻撃性」とでも言うべき資質を見ます。
ではマラソンと富士登山の性質を考えてみます。
今まで運動経験の無い者がいきなり走った場合、
1km走れないくらいでは済みません。
50~100mで既にかなり苦しくなり、
300mくらいで横腹に激痛、あっさりリタイアする人が続出するかと思います。
登山ならば富士山どころか高尾山でも、
例えば稲荷山コースの場合、
いきなり最初から食らう急登の連続により、
下手をすると悪態をついた挙げ句に30分くらいでリタイアするかと。(笑)
鍛えていない人のレベルとはそう言うものです。
まして中高年以上ならば「そのレベルの低さは死に直結している」ほど危険であります。
3年前の私も間違いなく高尾山すら登れないレベルでした。
私のマラソンは医療ダイエットから始まり、
10kg体重を落としてから医師の指示で始めた筋トレで、
その後さらに10kg落としてようやく始めたランニングでした。
そうしてコツコツと1年3ヶ月の月日をかけてフルマラソン42.195kmに到達しました。
富士山は25km走れたらヤると目標を設定していましたが、
事前の登山で丹沢表尾根縦走をやったところ、
酷い疲労を食らったので慌てて35kmまで走行距離を伸ばしてから実行した経緯があります。
「フルマラソン」「富士登山」は、
普段から相当鍛えていても簡単には出来ない芸当です。
しかも普通に鍛えるだけではなく、
戦略的に臨まないと歯が立たない分野です。
20代までなら若さと勢いで出来てしまう例もありますが、
かなり危険です。
まして30代以降の人がいきなり始めたら命に関わって来ます。
最も大切なのは前述しましたように「戦略的に臨む」です。
これが好きなのか?嫌いなのか?が、
マラソンや登山好きと、嫌いな人の違いです。
戦略とは何か?と言いますと、
行き当たりばったりではない、となります。
マラソンを例に考えますと、
必ず、必ず、熟練者に聞いたり、
本を読んだり、YouTubeを見たりして、
正しいやり方と基本を学んで行きます。
そしてどのような練習をどのくらいするのか?を明確に定めて、
徐々に徐々にレベルを上げて行きます。
個人差はかなりありますが、
42.195kmを走り切るには、
最低でも6ヶ月〜1年の歳月をかけて戦略的に成し遂げます。
ちなみに私は前述しましたように1年3ヶ月かかっていますが、
この間、ハイレベルな現役ランナーに聞いたり、
YouTubeなどのネット情報を読んだり、
本を読んだりテレビのランニング番組を見たり、
そうして論理的な基盤を構築して行きました。
その上で戦術を考えて、
どんな練習をどのくらい?と具体的な方法を決めて、
毎日コツコツと実践しておりました。
非常に厄介で面白いのは、
フルマラソンや富士登山とは、
一度や二度出来たからと言って、
次が楽になると言うものでもありません。
例えば富士登山の入門と言われる吉田ルート。
もし今、一緒に登ってくれませんか?と誘われた場合、
私はうーんと考え込んで、
誘われた人のレベルを詳細に教えてもらい、
ヤる、となったら1年くらいかけて、
「実行日」に登山体力的ピークが来るようにトレーニングを組んで対抗します。
一緒に行く人にも間違いなく最低でもハーフマラソン級体力か、
出来たら私と同レベルの体力と経験を要求します。
それでも絶対に登れる、などとは思いません。
どこで撤退すべきか?、もう一度アレを食らうのか?、
登れるのか?と本気で思います。
ここが楽しいのであります。(笑)
メチャクチャ鍛えたからと言って、
決して軽くはならない行為。
ほんの僅かなミスやトレーニング不足であっさり敗退する行為。
体力を、具体的に言うと心肺機能と脚力、
さらに全体的な筋力を鍛え上げて臨みます。
1年くらいは普通にかけます。
トレーニングメニューは試行錯誤しながら最適なものを探し続け、
適時修正しながら進んで行きます。
従って達成した時の喜びがハンパない、と。
毎日毎日コツコツとトレーニングをし、
身体を鍛えに鍛えて行く。
それに並行して情報も収集し、
装備も揃えて行く。
体力的ピークを実行日になるように持って行きます。
そうして実行日に一気に大爆発、と。(笑)
具体的な私の戦術、戦略、目的を図に合わせて考えます。
この戦略的詰め方が非常に楽しい訳です。
・目的
秋から冬にフルマラソンを実行
夏に富士登山を実行
・今年の目的
フルマラソン42.195km完走
(↑4月13日、長い腰痛ブランクを経てようやく3回目の達成)
富士登山須走ルートからの登頂及び砂走り
・戦術
ジム通い:週に1~2回
有酸素運動 クロストレーナー、クロスオーバーを使用。各20分。
出来たらマックス25レベルで。
無酸素運動 上半身用機器6種&腹筋マシンを使う。
当面25kg30秒負荷30秒インターバル3セット。
ランニング:週に1~2回15~30kmくらい。
宅トレ:ストレッチを含めたら毎日実行
ビリーズブートキャンプ 最終プログラムか腹筋プログラムを交互に。
ダンベル 9種2kg1分負荷15秒インターバル
YouTube短プログラム
6分プランク、8分HIIT、10分ランジスクワット、
5分ストレッチ、最新版・骨盤矯正プログラム
上記のトレーニングを毎日欠かさず行ない、
フルマラソンや登山の実行日に体力的マックスを迎えるようにしてやります。
これぞ、マラソン、これぞ富士山っ!!って感じが堪らないです。(笑)