お酒の恐い話:耐性形成を打ち破れ!! | 東京・横浜物語

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西麻布に生まれ育ち、現在は横浜に居住する筆者が、
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「お酒の恐い話:耐性形成を打ち破れ!!」


年末にお酒を飲んでからは禁酒し、

1月末に飲酒案件が偶然舞い込んで来たので飲み、

再びずっと飲んでいなかった。


この間、ソーバーキュリアスと言う、

飲めるけど敢えて飲まない人生を選択する、

新しい欧米的なライフスタイルを知り、

それで行こうと思っている。


ソーバーキュリアスは必ずしも絶対的禁酒を意味するものではなく、

直訳すると「シラフでいる事への興味」となるように、

酒を飲まないでする行動をメインにする意味にも使われているそうで、

お酒のメーカーでもソーバーキュリアスについての記述があり興味深い。


さて、機会飲酒すら止めた私に再び飲酒案件が舞い込んで来た。


今度はソーバーキュリアスな私に「利き酒」をしろ、と言うもの。


実に面白い。


今の私は完全禁酒はしないが、

ほぼ一月に一度あるかどうかの飲酒となっている。


飲む場合も大して量は飲まない。


そうしてたった各100mlで合計3本300mlの日本酒で利き酒を楽しんだ訳だ。


僅か300mlの日本酒。


絶対足りないと思っていた私は、

せっかくの久しぶりの飲酒ならもう少し行こうと思って、

500mlのビールも買い、

利き酒が終わったら飲もうと考えていた。


だが思わぬ事態に驚いた。


利き酒が終わり、残ったお酒を全て味わいながら300mlを飲み切った時、

かなり酔っ払っていたのである。


ちなみに母も利き酒に加わっていたので、

正確に私が飲んだのは250mlくらいだ。


しかしとてもではないが追加でビールなど全く飲めない状況だった。


最初は加齢により飲めなくなったのかと思ったのだが。


しかし僅か2ヶ月前は毎日ストロング缶を500ml飲んでも全然酔わなくなっていたので、

いきなり加齢が原因とは考え難い。


よくよく考えて分かったのは「耐性形成が打ち破れた」こと。


耐性形成とはアルコール依存症になる過程の一つで、

身体が酒を飲んでも酔わなくなり、

アルコールに耐性を持つようになる現象だ。


これを世の中の酒飲み達はほぼ全員良い方に考えてしまう。


「オマエもようやく一人前の酒飲みになれたな」と。


だが、違う。


アルコール依存症とはこのように経過して行く。


初飲→機会飲酒→習慣飲酒→精神依存→耐性形成→身体依存・離脱症状→アルコール依存症


つまり酒飲みが酒が強くなったと感じている段階とは、

既に精神依存を突破されている事態であり、

さらに飲み続けると、

アッと言う間に身体依存に移行する。


こうなると大量の酒を浴びるように飲み、

意識不明になる事もしばしば。


次の段階はもうアルコール依存症だ。


要するに耐性形成とはアルコール依存症の2つ手前の事態なのである。


昨年末の私の場合、僅か1ヶ月の飲酒再開で耐性形成まで一気に進んだ。


約2ヶ月の禁酒(1月末に1回飲んではいるが)により元通りとなり、

耐性形成が打ち破れたのである。


飲めるようになったのではなく、

逆に飲めなくなり、

そしてそれは正常な反応なのだ。


アルコールについては酒飲みとは逆転の発想をしないと危険極まりない。


ソーバーキュリアス的な生き方は悪くない。


決して全面禁酒などはしない。


たまに300mlの日本酒で充分に酔えて楽しめる。


ちなみに飲んだ翌日は何か変な感じでトレーニングを中止したほど。


それほどアルコールは人体にダメージを与えているのだと実感した。


トレーニングをしながら酒を抜き、

久しぶりに飲酒すると恐くなる。


https://www.sawanotsuru.co.jp/site/nihonshu-columm/enjoy/what-is-sober-curious/