冬のアウトドアの基本「レイヤリング」:僅か1枚の差はデカい上に非常に厄介
昨日のリハビリウォーキングの途中、
多摩川の河原でどうにもこうにも厄介な事態になったので書いてみたいと思います。
基本的に街中ですから登山のような悲劇にはなりませんが、
アウトドアの基本を考える好例だと思ったのであります。
冬の登山やキャンプ、ランニングやトレイルランニング の基本として、
「レイヤリング」と言うのが知られています。
早い話「重ね着」です。
要するに大きなダウンコート1着あればいいとするのではなく、
下着から始まって何層にも重ね着するスタイルこそがベストと言うものです。
冬山とか厳冬期のキャンプだと大袈裟になりますので、
ちょうど私が昨日経験したウォーキングについて書いて行きます。
腰痛や肩・腕痛のため、まだ走ったり筋トレは出来ませんが、
ようやく長距離を歩くのは出来そうになって来たので、
九品仏の親戚の家に届け物をした帰りは、
等々力渓谷と多摩川を通過し、
神奈川県に入ってからは普段絶対に通らない道を使って自宅まで帰って行きました。
昨日の朝の最低気温は3.4度、最高気温は9.8度となっています。
基本的に多摩川沿いを長いこと歩くため、
風はほぼ無風でしたがそれなりに冷えるのを想定していました。
しかし私は久しぶりのウォーキングのため、
「象印ランチジャーでお弁当を作り、
アウトドアで温かいランチを楽しむ」
と言うのを目的の1つとしたのであります。
ランチジャーはかなり嵩張ります。
これと魔法瓶を入れたら私の街歩き用リュックサックはほぼ満タンになってしまいます。
そこで予め親戚の家に電話を掛けて牽制をしたのですが。
「(いつも届け物をすると返礼にお土産を頂けるが)
今日はアウトドアを歩くため要らない。」と。
しかしミカンと餅があると言われてしまい、
少量ながらもらうハメになったのですが。
もちろん有難い事でもありますが。
このため私のリュックサックは超満タンになってしまったのであります。
こうして歩き始めた等々力渓谷ですが、
直ぐに暑くなって来ました。
この日の私の下着は吸湿速乾性の長袖シャツ、
長袖の通常シャツ、羊毛の薄手のセーター、
サバイバルジャケットです。
汗が滲んで来たので、
セーターを脱いだのですが、
もちろんリュックには入りません。
サバイバルジャケットのポケットにも意外にも畳んでも大きいため入りません。
そこでしばらく手で持って歩いていたのですが、
これがアウトドアだと邪魔で邪魔で。
1枚脱いだら凄くちょうどいい感じになって快適には歩けていましたが。
多摩川を渡ったところで、
どうにもこうにも邪魔なので、
リュックサックに括り付けると言う手法を思い付き、
そうしたのでありますが。
以降はまあまあ快適に歩けましたが、
セーターを落としてないだろうな?と頻繁にチェックするハメになり、
やはり不快は不快でした。
冬のアウトドアは衣類が嵩張りますので非常に厄介です。
自動車やバイク、自転車だと意外に荷物を多く積めますが、
徒歩だと直ぐに限界が来てしまいます。
荷物を手に持って歩く、寒い、暑い、汗をかいた、
等は冬のアウトドアでは致命的な問題となります。
ランチジャーを持たずに行くべきだった、
断固としてお土産を断るべきだった、と選択肢はありますが、
親戚との関係もあるため、
また本格的なアウトドアではなかったので折衷案で事なきを得ましたが。
これが登山やらキャンプ、サイクリング、マラソンだと命に関わり、
行動中止とか撤退に即なって来る訳であります。
街中なら基本的に大丈夫ですが、
これが本格的なアウトドアだと想像以上に危険なため厄介極まりないかと。
終わり
余談:
真夏の富士登山においては、
もし大人気の頂上での御来光登山にするなら、
都会の厳冬期よりもさらに高度な装備が必需品になります。
ダウンの上下がないと非常に厳しいです。
暴風、氷雨、場合によると雪になった場合、
装備が無いと即座に命に関わります。
暴風と大雨を経験しましたが、
あれは物凄く酷い暴力でありました。
真面目に早く逃げないと死ぬぞレベルの。
