「トレッドミル(ランニングマシン)の効果がハンパない件」
何故かジムと言うジムの入口近くのウィンドウにはトレッドミルが配置されていて、
マシンの上で走っている人の姿が見られると思う。
このランニングマシンと言う名称でも知られる機器は、
私が通っているchocoZAPでも人気が高く、
場合によると全てが埋まっているケースがやたらとある。
外でのランニングをしている人で、
特にハーフマラソンやフルマラソンを走り切れる人がトレッドミル使用者を見た時、
かなり滑稽に思えるかと。
ブロイラーの鶏みたいだな、と。
何で楽しい季節を感じる外で走らず、
無機的な室内で同じ所に黙々ととどまっていられるのか?、とすら。
鶏は太るためだが、トレッドミルは痩せるための違いはあれども、と。(苦笑)
そもそも効果は低いのでは?とすら思うだろう。
私もそんな1人で、
今年の春から初めてジムなる場所を利用しているが、
最初はトレッドミルを全く利用していなかった。
ところが6月になると昨年に引き続き問題が急浮上して来た。
私は暑さに極端に弱く、
昨年から開始した8月の富士登山トレーニングに大きな支障が出たのである。
富士登山のための体力はランニング能力に換算すると非常に分かり易い。
富士登山には他に5つのクリアすべき基準があるが、
最も厄介なのは体力だ。
従って、暑さのため昨年同様ランニングが出来ない季節が来たため、
今年の富士登山も苦戦するか、
下手すると登れないぞと焦っていた。
そこでトレッドミルを使い始めたのである。
半分バカにしながらも。
ところが想像以上に面白く、
6月からずっとランニングはトレッドミルのみにしていた。
娘が通っているジムのトレーナーに聞いたところ、
登山のための筋力は、
腹筋と背筋をメインに鍛えて、
脚力はトレッドミルで充分に仕上がるとのアドバイスがあり、
半信半疑ながらも、昨年のように猛暑を避けながらの明け方ランニングや、
ほぼ日陰で出来る東京タワーの階段登りをしないで済むため、
ずっとトレッドミルで走っていた経緯がある。
すると今年の富士山も何とか登れた。
いや、むしろ終わってみると、
割と体力的には余裕があったほど。
昨年みたいな超ヘロヘロにはならなかった。
まあ、登ったルートも違うから迂闊な比較は出来ないし、とは思っていたが、
果たして実走のレベルはどうなっているのか?と不安があった。
そうしてようやく気温が一気に下がった土曜日に久しぶりに走ったのだが。
非常に驚いた。
自分のランニング能力が向上しているのを強く感じた。
今の私はトレッドミルではスピードアップ重視。
明らかに速く走れる。
だが土曜日は悲しいかな、
膝サポーターをしないでランニングをしてしまった。
トレッドミルは膝と腰への衝撃を最小限に抑えたまま脚力や心肺機能の向上が出来るため、
このところのジム通いでは膝サポーターをしないのが習慣になっていたからだ。
もちろんスピードを抑えに抑えて20kmほど走ってみたのだが、
明らかに余裕。
42.195kmが再び走れるのは間違いないし、
スピードアップが出来るとも思ってしまった。
まあ、ランナーズハイでもあるだろうが、
しかし夏にランニング能力が落ちなかったのは確かなところだ。
トレッドミルは実走にも凄く有効であり、
むしろ上手く利用した場合、
膝と腰を労わりながら走れるため、
中高年以上は積極的に使うべきとも思った次第。
何事も偏見はいけないと猛省した。(苦笑)
(^^;;
