「ランニングとチャイコフスキー」
今日のランニング時、
チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35」
を聴いてみた。
ランニング中にチャイコフスキーを聴いたことはない。
意外に凄く良かった。
私の血の半分には超都心の家系の父方と、
もう半分には東北地方の農家の家系の母方が入っている。
母はチャイコフスキーの音楽は凄く田舎臭くて大好きだと言う。
私も血のなせる業か、昔から非常に好きだ。
鈍重な北ヨーロッパ、いや、もうヨーロッパとは呼べないほどの最果ての地ロシアで生まれた音楽。
ヴァイオリン協奏曲ニ長調も、ともかく出だしは鈍い。
重い。
しかも重いまま加速して行く。
この辺が北ヨーロッパ音楽の特徴だとも思う。
最後の最後は暴走大爆発。
そしてロシア。
「大地」と言うイメージ。
ランニングしてる時のチャイコフスキーは、
大地に足がしっかりとついている感がギンギンにある。
果てしなく遠くまで走って行けると思い込めるランニングの感覚と、
ロシアの地平線の感覚が妙にマッチする。
新しい発見だった。